足下で爆竹が爆発してGKが気絶…モンペリエ対クレルモンは終了間際に試合中止

2023年10月9日(月)10時43分 サッカーキング

モンペリエ対クレルモンの一戦は中止に [写真]=Getty Images

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 8日に行われたリーグ・アン第8節のモンペリエ対クレルモンは、観客の愚行によって試合中止を余儀なくされた。8日、フランス紙『レキップ』やイギリスメディア『BBC』などが伝えている。

 モンペリエの本拠地『スタッド・ドゥ・ラ・モッソン』で行われた一戦は、4−2とホームチームがリードして迎えた後半アディショナルタイムに突入した直後に事件が発生。クレルモンのGKモリー・ディアウがゴールキックから試合を再開しようとした際に、スタンドから爆竹が投げ込まれ、GKディアウの足下で爆発した影響で同選手は気絶する形でそのまま倒れ込む事態となった。

 その場ですぐさま治療を受けたGKディアウだったが、立ち上がることはないまま担架で運ばれてピッチを後にした。なお、GKディアウが倒れた直後にクレルモンのDFネット・ボルジェスが爆竹が投げ込まれたと見られるスタンドに向けて中指を見せたことで、退場処分にもなっている。

 試合は後半アディショナルタイムに突入したところだったが、GKディアウが試合続行不可能となったことを受け、審判団は協議の結果、試合を中断することを決断。その後、主審を務めたフローラン・バッタ氏は「クレルモンのGKを診察した医師は、彼がフィールドに戻れない状態であることを明らかにした。よって、試合は中止となることを決定した」と中止となった経緯について言及している。

 マクシム・エステーヴが2枚のイエローカードで退場し、54分から10人で戦っていた中で、今季本拠地での初勝利目前となっていたモンペリエだが、観客の愚行により試合中断を余儀なくされてしまう事態に。なお、現時点ではこの試合がどのように扱われるかは明らかになっていないが、『レキップ』ではリードしていたモンペリエの敗戦扱いとなる可能性もあることが伝えられている。

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