FIA-F2:手術を終えたコレアがメッセージを投稿。ユベールへの哀悼と、これまでの感謝を語る

2019年10月10日(木)16時49分 AUTOSPORT web

 ザウバー・ジュニアチームからFIA-F2に参戦するファン-マヌエル・コレアは、8月末に行われたF2第9戦スパ・フランコルシャンで重傷を負った。この事故以来療養を続けてきたコレアは、火曜日にインスタグラムに動画を投稿し、事故で亡くなったアントワーヌ・ユベールへ哀悼の意を表するとともに、これまでの支援に対する感謝を語った。


 第9戦のレース1で複数台のマシンが絡む大クラッシュに巻き込まれたコレアは、両足の複数箇所を骨折し、軽度の脊椎損傷を負った。また肺の合併症を引き起こしたため、人工的な昏睡状態に置かれていた。


 意識を取り戻したコレアは、17時間にも及ぶ両足の手術を受けた。ただ足の状態が非常に悪かったため、当初は部分的な切断という案もあったが、最終的には切断を回避して手術を行った。


 火曜日、コレアは一連の短い動画をインスタグラムに投稿し、そのなかでユベールの家族に対し哀悼の意を表した。


「事故以来、本当に辛い5週間だった」とコレアは語った。


「もちろん僕はまだ公に語っていなかったが、ユベールの家族に心からの追悼の思いを伝えたい。あのような事故が起きたことは、誰にとっても衝撃だった。あのようなことが起きるなんて考えないし、実際にそうなるまでは特に自分には起きないと思うものだ」


「回復の道のりは長いし、100%回復できるかどうかはまだ確かではないけれど、こうしていられることに感謝している。生きていること、そしてこの5週間僕とともにいてくれた人たちに感謝している」


 またコレアは、彼の家族と、彼の人生を変えたという苦痛のなかで回復への努力を支援してくれたすべての人々に心からの感謝の意を表した。


「僕の家族と、この5週間におよぶ彼らのサポートに本当に感謝している。彼らなしでは、僕は回復できなかっただろう」


「この一件は僕の人生と、物の見方、人生やその他すべてのことに対する考え方を変えてしまった。人生を変えるような経験だった」


 彼は今後、ロンドンで最後の手術を受けたあと、アメリカの自宅に戻るという。


「これが現実で、僕は起きたことを受け入れている。これからはポジティブになり、可能な限り早く、最善の状態への回復に向けて取り組むだけだ」


「予定では来週の月曜日にまた手術を受ける。ここロンドンで最後の手術になるだろう。その後、11月の初旬にマイアミに行き、兄弟たちに会うことになっている。そして回復に向けて全力で取り組み始めるよ」


「ここの医師たちによれば、この手術は最後のものになる。右足が実際にどうなるか分かるのに、10カ月から1年かかると彼らは予測している。なぜなら今は足を完全に動かせないように金属のフレームが入っていて、治癒を待っているところだからだ。フレームは少なくとも8カ月から10カ月は入ったままになるだろう」


「どうなるか様子を見ることになるけれど、僕は前向きでいる。他にやることはないからね」


「僕はここで自分を哀れんで落ち込むこともできるし、くじけずにポジティブになり、回復のためにベストを尽くすこともできるんだ」


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