ホンダ4台がトップ9グリッドへ「トリッキーな予選を全員がうまくマネージ。決勝の角田に期待」と田辺TD/F1第16戦

2021年10月10日(日)9時14分 AUTOSPORT web

 2021年F1トルコGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは7番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは5番手、角田裕毅は10番手で、ホンダのパワーユニット(PU)を搭載する4台すべてがQ3進出を果たした。全車Q3進出は、第9戦オーストリアGP以来のこと。


 予選最速タイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデス)がエンジン交換のペナルティでグリッドを降格されるため、4人はそれぞれひとつずつグリッドが繰り上がる。決勝スタートタイヤは、角田はソフト、他3人はミディアムタイヤとなっている。

2021年F1第16戦トルコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
FP3 2番手(1分30秒611:インターミディエイトタイヤ/11周)
予選 3番手(Q1=2番手1分24秒592:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分23秒732:ミディアムタイヤ/:Q3=3番手1分23秒196:ソフトタイヤ)


セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
FP3 3番手(1分30秒684:インターミディエイトタイヤ/13周)
予選 7番手(Q1=5番手1分24秒963:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分23秒961:ミディアムタイヤ/:Q3=7番手1分23秒706:ソフトタイヤ)


ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 1番手(1分30秒447:インターミディエイトタイヤ/19周)
予選 5番手(Q1=3番手1分24秒704:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分23秒817:ミディアムタイヤ/:Q3=5番手1分23秒326:ソフトタイヤ)


角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 8番手(1分31秒981:インターミディエイトタイヤ/21周)
予選 10番手(Q1=10番手1分25秒409:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分24秒054:ソフトタイヤ/:Q3=10番手1分24秒368:ソフトタイヤ)

2021年F1第16戦トルコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のトルコGP予選は、午前中に降った雨の影響で水溜りが一部残る路面状態での開始となりました。Q1開始早々に雨が再度降り出し、さらなるコンディションの悪化が心配されました。しかし、実際にはごく短い間の降雨で終わり、決していいとは言えないコンディションの中でしたが、クリーンな状況で予選が行われました。ホンダPUを搭載する各ドライバーはうまく走りをマネージし、第9戦オーストリアGP以来となるホンダ勢4台のQ3進出を果たしました。


 最終的には、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手、チームメイトのペレス選手が7番手、スクーデリア・アルファタウリのガスリー選手が調子のよさを取り戻して5番手と、悪くない結果になりました。角田選手は久しぶりのQ3進出で10番手に留まりましたが、週末を通して徐々にペースを上げてきているので、レースでのよい走りを期待したいと思います。


 明日はハミルトン選手のペナルティによって、我々のマシンは1つずつ上のグリッドからスタートとなり、フェルスタッペン選手はフロントロウの2番グリッドからのレースです。


 まずはいいスタートを決め、4台それぞれがいい形でレースを進められるよう、ここからチームとともにさらにレースに向けて準備を進めていきます。

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