AI自律走行のSF23がスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿に登場へ! ダニール・クビアトがデモラン
2024年10月10日(木)17時24分 AUTOSPORT web
10月10日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、11月9日(土)・10日(日)に三重県の鈴鹿サーキット開催される第8・9戦『JAFグランプリ』にて、JRPがパートナーシップを締結しているASPIRE社が立ち上げた中東初の自律走行レースリーグ、Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL」)のデモンストレーションレースを実施することを発表した。
A2RLは、スーパーフォーミュラで採用しているダラーラ社製のシャシー『SF23』と、横浜ゴム製のカーボンニュートラルタイヤと同じものを使用する世界最高峰の自律走行レースだ。ASPIRE社が自律走行とAIの研究開発を通じて立ち上げたこのシリーズは、車両とベースソフトウェアにチームそれぞれが自律走行ソフトウェアとアルゴリズムを開発して搭載し、レースでその技術を競っている。
2024年4月27日(土)にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットにて初めて開催された本大会の決勝レースには、世界中から8チームが参戦し、ドイツのTeam TUMがA2RL初代勝者となった。8台のマシンは自律走行を披露し、1台のマシンにアクシデントが起きた時に他のマシンがそれを適切に回避するなど、確実にその技術と将来性を世界に印象づけていた。
シリーズのテストドライバーは、元F1ドライバーのダニール・クビアトが務めており、8月28日にはJuju(TGM Grand Prix)もシリーズ開発ドライバーに就任している。イタリアのイモラとバレルンガでは、実際にテストに参加してプログラムをこなしていた。
今回最終戦鈴鹿で行われる予定のデモレースは、土日両日スーパーフォーミュラの予選後に実施され、2台の『AI対AI』の自律走行に加え、『AI対HUMAN』のセッションも予定。HUMAN側のマシンにはダニール・クビアトが乗り込む。
デモンストレーションレース実施予定時間は以下の通りだ。
■A2RLデモンストレーションレース実施時間(予定)
11月9日(土):10:10〜10:40(AI対AI)
11月10日(火):10:20〜10:50(AI対HUMAN)
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