MotoGP日本GPのワイルドカード参戦ライダーが変更に。國井勇輝は怪我により欠場
2019年10月11日(金)20時42分 AUTOSPORT web
10月18〜20日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるMotoGP第16戦日本GPのMoto3クラスに、ワイルドカードで出場予定だった國井勇輝は右手の怪我を理由に参戦を断念すると、motogp.comの日本語サイトが11日に報じた。
それにより、日本GPにはMotoGPクラスに、スズキのMotoGPマシンGSX-RRのテストライダーであるシルバン・ギュントーリ、Moto3クラスには長谷川聖と山中琉聖のふたりがワイルドカード参戦する予定と変更になった。
同サイトは、9月5日にMoto3クラスには國井と長谷川が参戦する予定と報じていた。しかし、第10戦チェコGPでワイルドカード参戦しMoto3デビューを果たした國井は、決勝レースでスタート直後に加速できずスロー走行していた他車を避けられず追突してしまい、転倒を喫しリタイア。
その転倒により、右手4カ所と右手首1カ所を骨折し、それ以降のレッドブルMotoGPルーキーズカップとCEV Moto3ジュニア世界選手権は欠場している。國井は2度目のワイルドカード参戦をするためエントリーしていたが、右手の怪我が完治していないため参戦を断念することとなった。
國井に代わって参戦することになったのは、エストレージャ・ガリシア・0,0のジュニアチームからCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスに参戦している山中琉聖だ。
山中は、CEVのMoto3で現在ランキング5位につけており、ロードレース世界選手権Moto3に今季3度出場、第7戦カタルーニャGPでは9位フィニッシュで入賞している。
また、全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスに参戦している長谷川は、第7戦オートポリスを終えた時点で6レース中3勝をマーク。表彰台は5度のぼっており、ランキング2位に28ポイントの差をつけ最終戦を待たずにチャンピオンを獲得した。今回のワイルドカード参戦でグランプリデビューを果たす。