野左根航汰、2022年もヤマハからSBKに継続参戦が決定
2021年10月11日(月)18時30分 AUTOSPORT web
10月11日、ヤマハ・モーター・ヨーロッパは2022年のスーパーバイク世界選手権(SBK)に野左根航汰を継続参戦させると発表した。
野左根は、全日本ロードレース選手権では2013年にJ-GP2クラスでチャンピオンとなる。翌年からJSB1000クラスに昇格すると、YAMAHA FACTORY RACING TEAMに加入し、2020年にタイトルを獲得した。
そのほか、MotoGPマシンYZR-M1の開発を行っていたり、ロードレース世界選手権のMoto2クラスで4度、MotoGPクラスで1度のスポット参戦、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦した経験を持っている。
そして、新たなチャレンジとして欧州に拠点を移し2021年からGRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームでSBKに参戦している。今季は第11戦終了時点で、開幕戦アラゴンのスーパーポール・レースでの9位が最高位で、第9戦カタルーニャのレース2で10位に入るなど、51ポイントを獲得してランキング15位につけている。
そんな野左根は1年間の契約を延長して、2022年もヤマハのサポートを受けてSBKに継続参戦することが決定した。来季もSBK仕様のヤマハYZF-R1、ワンメイクのピレリタイヤで、1年間経験したヨーロッパのサーキットを走り、アジアから世界を目指し、活躍できるライダーのロールモデルを目指すという。
アンドレア・ドソーリ(ヤマハ・モーター・ヨーロッパ ロード・レーシング・マネージャー)は「航汰は、SBKでの最初のシーズンを通して、本当に素晴らしい成長を見せてくれた。グリッドのほとんどが慣れ親しんでいるが、新しいサーキット、新しいタイヤ、異なるマシンに適応するのは簡単ではない」と野左根についてコメントした。
「それでも、我々はは彼の成長ぶりに感銘を受け、最近のレースでは有望なパフォーマンスを見せてくれた。来年は、今年のいくつかのレースで見せてくれたように、トップ10入りを目指して戦ってくれると確信している。ですから、彼を来シーズンも迎えることができてとてもうれしい」