原巨人の「失策」 西武・内海コーチ誕生で「泣く人、笑う人」

2022年10月11日(火)12時28分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人が始動した。

 10日、ジャイアンツ球場で秋季練習をスタート。1軍メンバーが集結し、原監督はナインに向けて「チームで動く練習と個の練習。個の練習だけ一生懸命やっているようではダメ。両方とも一生懸命やる」と訓示し、意識改革を訴えた。

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 すでに11月には3年ぶりに宮崎で秋季キャンプを行うことも決定している。主力の高齢化、投打の上積みなど様々な改善点と向き合うことになるが、出だしからつまづいたことも水面下で注目されている。

 今季限りで西武で現役を引退した内海哲也投手(40)はそのまま西武に残り、2軍投手コーチとして第二の人生を歩むことになった。

 「内海コーチ」に関しては巨人も検討していたとされる。

 「かつて投手陣のまとめ役として大きな力を発揮した内海には現役引退後にはぜひ、巨人に戻ってきてほしいという声もありました。特に現在は若手投手陣を伸ばさないといけない時期。努力であそこまでの地位を築き、兄貴分キャラで知られる内海は最適と見られていました」(放送関係者)

 実際に西武で行われた引退セレモニーでは高橋由伸前監督から「テツ、またいつか一緒にできるかな」と巨人回帰を望む声も出ていた。

 しかし、義理堅いことでも知られる内海がコーチ業の始まりとして選んだ場所は今季からすでに兼任コーチとして準備を始めていた西武だった。

 この判断についてはこんな声もある。

 「結局あの時点でプロテクトを外したことがすべてではないでしょうか。あの年は長野も広島に移籍するなどもあった。チーム作りにおいて、ジャイアンツ愛を強く持つ二人がチームから去ったことは未だに尾を引いているようにも感じます」(同)

 巨人の左腕エースとしてチームの日本一にも貢献した内海は18年オフに巨人にFA移籍した炭谷の「人的補償」として、西武に移籍した。巨人一筋15年、通算133勝をあげチームに貢献してきた生え抜きエースがプロテクトリストから漏れ、放出されたことで、当時は球団の判断に巨人ファンを中心に大きな反発の声も出た。

 時は流れ、今回の「西武・内海コーチ」には西武ファンを中心に歓迎の声が湧き上がっている。「残ってくれてありがとう、内海!」「引き受けてくれたことに感謝!」「コーチとして若い投手を育てて欲しい」とネット上では早くも期待の声が高まっている。

 今季チーム防御率がリーグワーストに沈んだ巨人ではすでに桑田投手チーフコーチがファームに配置転換となり、投手部門に新たに阿波野秀幸氏(58)と久保康生氏(64)を招へいする方向で動いているという。果たして投手陣の立て直しは図れるか。注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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