コパ連覇のチリ、W杯出場逃す…ブラジルに完封負け、悲劇の6位転落

2017年10月11日(水)10時30分 サッカーキング

突破を図るネイマール(中央) [写真]=Getty Images

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 2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第18節(最終節)が10日に行われ、ブラジル代表とチリ代表が対戦した。

 すでに首位での予選突破を決めているブラジルと、勝ち点「26」の3位で最終節を迎えたチリの一戦。ブラジルの先発メンバーには、デビュー戦となるGKエデルソンやダニエウ・アウヴェス、カゼミーロ、パウリーニョ、フィリペ・コウチーニョ、ネイマールといった面々が名を連ねた。

 一方、勝てば本大会出場が決まるチリ。引き分け以下の結果に終わった場合は大陸間プレーオフ圏外の6位に転落して予選敗退となる可能性もある中、首位相手のアウェイゲームに臨む。先発メンバーにはGKクラウディオ・ブラボやガリー・メデル、アレクシス・サンチェスらが名を連ねている。アルトゥーロ・ビダルは累積警告により、出場停止だった。

 首位突破を決めているブラジル、そして引き分けなら突破が決まる可能性が高いチリ。前半は互いに拮抗した展開で、スコアレスで終了した。均衡が破られたのは55分、先制したのはブラジルだった。D・アウヴェスが蹴った直接FKをGKブラボが弾くと、パウリーニョが押し込んだ。

 さらに2分後、コウチーニョが自陣右サイドからロングフィードを通す。カウンターで最終ラインの背後を取ったネイマールが正確なトラップでペナルティーエリア左側に入ると、並走していたG・ジェズスへラストパス。ワントラップから右足で押し込み、2−0とリードを広げた。

 さらに後半アディショナルタイム、G・ジェズスが3点目を記録。勝利を決定付けた。試合は3−0で終了。ブラジルが勝利を収め、12勝5分け1敗と圧倒的な強さを見せて南米予選を締めくくった。

 一方、敗れたチリは勝ち点「26」のまま。最終節で勝利を収めたアルゼンチン代表(勝ち点「28」)、引き分けで勝ち点「27」に伸ばしたコロンビア代表に抜かれ、同勝ち点で並んだペルー代表に得失点差で及ばなかった。チリは3位から一気に6位へ転落。コパ・アメリカで連覇を果たしている強豪が大陸間プレーオフ出場権すら獲得できず、3大会ぶりにW杯出場を逃した。

【スコア】
ブラジル代表 3−0 チリ代表

【得点者】
1−0 55分 パウリーニョ(ブラジル代表)
2−0 57分 ガブリエウ・ジェズス(ブラジル代表)
3−0 90+3分 ガブリエウ・ジェズス(ブラジル代表)

サッカーキング

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