野左根航汰、2021年はGRTヤマハからSBKに参戦「全日本ロードJSB1000チャンピオンとして挑戦することが目標」

2020年10月12日(月)18時28分 AUTOSPORT web

 10月12日、ヤマハ・モーター・ヨーロッパは2021年のスーパーバイク世界選手権(SBK)のライダーラインアップを発表。GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームはギャレット・ガーロフと野左根航汰を起用する。


 全日本ロードレース選手権に参戦している野左根は、2013年にJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得すると翌年からJSB1000クラスに昇格した。JSB1000クラスではYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦しており、ランキング最高位は2019年の3位だ。今季は第1戦SUGOの2レースと第3戦オートポリスの2レースすべてで勝利を挙げており、チャンピオン候補となっている。

野左根航汰/モンスター・ヤマハ・テック3


 野左根はほかにロードレース世界選手権のMoto2クラスで4度、MotoGPクラスで1度のスポット参戦や、2016-2017シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦経験を持っている。


 そんな野左根が2021年にGRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームからSBKに参戦することが明らかになった。同チームは、2018年までスーパースポーツ世界選手権(WSS)にGRTヤマハ・オフィシャル・ワールドSSPチームとして参戦しており、2019年シーズンからはSBKにステップアップした。


 今季はフェデリコ・カリカスロとMotoAmericaAMA/FIM北米ロードレース選手権出身のギャレット・ガーロフが起用されているが、2021年は野左根とガーロフのふたりが起用される。

全日本ロードJSB1000クラスに参戦している野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)


 来季はSBK仕様のヤマハYZF-R1を駆る野左根は「SBKはライダーとして成長し続けるのに最適な場所だと思っていたので、再び世界の舞台でレースをする機会を得られて本当に嬉しいです。ヤマハには感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。


「今使っているタイヤとは違うタイヤで世界のトップライダーたちと戦うことになるし、ほとんどのサーキットが自分にとって初めてなので大きな挑戦になると思います。しかし、日本のトップライダーであることに誇りをもっているし、日本のファンの期待に応え、世界中のレースファンから尊敬されるために、最初から成績を残したいので、できる限りレースの準備をします」

SBK第6戦カタルーニャで3位表彰台を獲得したギャレット・ガーロフ(GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチーム)


「GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームに加わることになり、(チームメイトの)ギャレット・ガーロフはルーキーシーズンに表彰台を獲得しており、彼らの強さは知っているし、一緒に仕事をして成長するのが待ちきれません」


「今は全日本ロードレース選手権の真っ最中ですが、ポイントをリードしているので、全日本ロードJSB1000チャンピオンとしてSBKに挑戦することを目標としています。ここからは、タイトルを獲得するためにシーズンの最後の2ラウンドで最善を尽くします」

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