「クローザーにはなれないが…」エンゼルス専門メディアが藤浪晋太郎の獲得を進言!「1、2年見るのは検討すべき」

2023年10月12日(木)19時18分 ココカラネクスト

オフにFAとなる藤浪を獲得する球団は出てくるだろうか(C)Getty Images

 駆け抜けたメジャー1年目が幕を閉じ、来季への新たな可能性が囁かれている。

 藤浪晋太郎の所属するオリオールズは現地時間10月10日(日本時間11日)、ア・リーグ地区シリーズのレンジャーズ3戦目に臨むも1-7で敗れた。これで3連敗となったオリオールズは敗退が決定し、今季終了。藤浪はロースターから外れていたため、ポストシーズン(PS)の舞台に立つことは無く、ルーキーシーズンを終えることとなった。

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 今季、アスレチックスでメジャーデビューを果たし、先発として結果が残せずシーズン序盤は苦しいマウンドが続いた。リリーフへと転向後より徐々に安定感を増してきた7月、オリオールズへトレードとなり優勝争いを演じる球団の一員に。ここでも中継ぎとしての登板を任された他、時にはクローザーとして試合を締め括るなど、2勝2セーブを記録。シーズン通算で7勝8敗5ホールド2S、防御率7.18という成績を残した。

 藤浪はアスレチックス入団時、1年契約を結んだため今季終了とともにフリーエージェント(FA)となる。今後、オリオールズとの再契約も含め、2024年シーズンの所属先を模索することとなり、メジャー2年目への動向が注目される。

 その中で米国内、エンゼルス専門サイトとして知られる『FANSIDED Halo Hangout』が藤浪を来季、エンゼルスの戦力として、獲得候補の1人に挙げている。

 2023年シーズン、球団をあげてプレーオフ進出を目指したエンゼルスだったが、負傷者が続出したこともあり、ア・リーグ西地区4位に沈んだ。大谷翔平が今オフFAとなり、これまで投打で屋台骨としてチームを支えてきた「二刀流スター」の流出危機にも直面している。そうした現状を踏まえて同メディアは、今オフFAとなり、ポストシーズン出場に貢献したプレーヤーを獲得すべきと提言。ツインズのソニー・グレイやドジャースのJ.D.マルチネス、フィリーズのアーロン・ノラといった選手とともに、藤浪の名もその中に加えている。

 トピックの中では「エンゼルスがオークランドで見たシンタロウ・フジナミは、オリオールズでの彼とは全く違う」とエンゼルスが相手となった藤浪のデビュー戦など前半の内容と、移籍後のパフォーマンスに違いを強調した。さらに「アスレチックスは、期限前にフジナミをオリオールズに移籍させた。彼は30試合に登板し、29.2イニングを投げて防御率4.85、32人の打者から三振を奪った」とオリオールズでの成績を紹介し、ポテンシャルの高さを認めつつ「投球術をもっとうまく使いこなさなければならない」と指摘もした。

 その上で「クローザーにはなれないだろうが、このパワフルな右腕を低年俸で1、2年加え、彼がどんな投球ができるようになるかを見ることは、エンゼルスが検討すべきことだ」と獲得を望むコメントを記している。

 悪戦苦闘の日々から、リリーフ投手として信頼を得るにまでシーズン中で成長を遂げた藤浪。今季、試合中盤以降での失点も目立ったエンゼルスにとって、まさに打ってつけの存在と言えるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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