「ハリケーンであり”金鉱”」久保建英がソシエダのスポンサー獲得にも貢献 現地メディアが影響の大きさを指摘
2023年10月12日(木)16時30分 ココカラネクスト
久保はピッチ内外で強い影響力を放っている(C)Getty Images
今月に入り、久保建英の所属するレアル・ソシエダが日本企業の「株式会社ヤスダグループ」と戦略的パートナーシップを締結したことが発表された。同クラブのメインスポンサーとなり、3年間の契約期間内では今後、日本へのトップチームの訪問なども予定されるという。
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今回のパートナーシップ締結のニュースをクラブ公式HPでは日本語で紹介しており、今後、同企業を通じてレアル・ソシエダと日本の関係がさらに深まっていくことが予想される。
そして、スペインメディアでは、日本の有力企業との繋がりが「スター選手によりもたらされた」とも報じている。言うまでもなく、今季のラ・リーガにおいて、日本人プレーヤーとして輝きを放っている久保建英だ。
サッカーサイト『MUNDODEPORTIVO』は現地時間10月11日(日本時間12日)、「クボの存在がレアルの戦略的パートナーおよびメインスポンサーとなったヤスダグループとの契約の中心となっている」と同企業との契約が「久保効果」によるものだったとの見解を示している。
さらに「いくつかの条件が整えば、クラブに以前の2倍以上の金額が得られることになる。タケはピッチ上のハリケーンであり、クラブの『金鉱』にもなりうる」と指摘。続けて「レアル・ソシエダはすでに、マドリード、バルサに次いで日本で最も多くの期待と観客を集めるリーガ・エスパニョーラのチームなのだ」として、久保の影響が絶大であると綴っている。
同メディアは「個人スポンサーシップの面でアジアのサッカー選手の中で最も高給取りであり、メッシ、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウドのような超一流選手がプレーしなくなったスペインサッカー界で最も多くのスポンサーを持っている選手と考えられている」とリーグ全体におけるプレーヤーとしての評価の高さを強調。また他にも「日本ではタケ・クボの『ブーム』が起きており、そこから多くの経済的利益を得ることができる」と記すなど、ピッチ外での功績も称えている。
昨季の久保の加入以降、レアル・ソシエダの日本においての注目度は高まり続ける一方だ。今季はクラブ10シーズンぶりとなる、欧州チャンピオンズリーグの戦いにも加わっている。スペインメディアが指摘するようにあらゆるシチュエーションにおいて、久保の存在がさまざまな効果をもたらしていることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]