PSGはベンフィカと再びドロー…互いにPKで得点、決勝T進出は次節以降にお預け

2022年10月12日(水)6時18分 サッカーキング

エンバペが先制弾もPSGはリードを保てず [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 チャンピオンズリーグ・グループH第4節が11日に行われ、パリ・サンジェルマン(フランス)とベンフィカ(ポルトガル)が対戦した。

 PSG、ベンフィカともにユヴェントス(イタリア)とマッカビ・ハイファ(イスラエル)に勝利し、第2節終了時点で連勝スタートを飾っていた。迎えた前節の対戦では、1−1の痛み分けで終了。単独でグループ首位の座に躍り出るためにも、両クラブにとって負けられない“首位決戦”となる。

 PSGは直近のリーグ・アン第10節スタッド・ランス戦(0−0)からスターティングメンバーを3名変更。同試合でベンチスタートとなっていたアクラフ・ハキミ、ヴィティーニャ、ネイマールが先発に復帰した。ふくらはぎの違和感で同試合を欠場することが発表されていたリオネル・メッシは、予定通りメンバー外となっている。一方、ベンフィカは8日に行われたプリメイラ・リーガ第9節のリオ・アヴェ戦から先発4名の入れ替えを実施。同試合を休養していたアレハンドロ・グリマルド、ラファ・シルヴァらは万全の状態でPSGとの“リターンマッチ”に臨む。

 試合は序盤から互角の展開に。17分にはベンフィカがシュートチャンス。右サイド高い位置でボールを持ったジョアン・マリオが粘りながらグラウンダーのクロスを送ると、フレデリク・アウルスネスの落としからラファ・シルヴァがダイレクトでシュート。この一撃はクロスバーを超えてしまった。

 対するPSGは38分、敵陣左サイドで相手の縦パスをカットすると、ルーズボールを拾ったネイマールはエンバペに繋ぐ。細かいパス交換からマルコ・ヴェラッティが前を向くと、ボックス内左ポケットへスルーパスを供給。反応したフアン・ベルナトが倒され、PKを獲得した。このPKをエンバペがGKの逆に沈め、ホームチームが先手を取っている。

 PSGの1点リードで折り返した後半、52分に大きなチャンスが訪れる。ゴール前で前を向いたエンバペがフリーで右足を振り抜いたものの、シュートはわずかにゴールの右へ外れている。

 対するベンフィカもチャンスの数を増やしていく。54分にラファ・シルヴァの放ったシュートはDFにブロックされるも、55分にはジョアン・マリオからのクロスボールにゴンサロ・ラモスが反応。ニアサイドを狙ったヘディングシュートはゴール右に外れた。徐々にベンフィカが勢いを取り戻して迎えた60分、アレクサンダー・バーからのパスに反応したラファ・シルヴァがペナルティエリア内でヴェラッティに倒され、ベンフィカがPKを獲得する。このPKをジョアン・マリオが落ち着いて決め、試合は振り出しに戻った。

 その後は互いにチャンスを作りながら追加点を挙げられず。85分には右コーナーキックからセルヒオ・ラモスがボールを繋ぎ、最後はエンバペが右足フィニッシュ。ボレーシュートでネットを揺らしたが、エンバペのポジションがオフサイドのためゴールは認められなかった。

 試合はこのままタイムアップ。“首位決戦”は2試合ともにドローで終わり、互いに勝ち点を「8」とした。両クラブのグループステージ突破はこの時点で決まらなかったが、変わらず優位な状況で残りの2戦に臨むことができる。

 次節は25日に行われ、PSGはホームにマッカビ・ハイファを迎える。一方、ベンフィカもホームに戻り、ユヴェントスと対戦する予定だ。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 1−1 ベンフィカ

【得点者】
1−0 40分 キリアン・エンバペ(PK/パリ・サンジェルマン)
1−1 62分 ジョアン・マリオ(PK/ベンフィカ)

サッカーキング

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