アルファロメオ、主力の『ジュリア』『ステルヴィオ』を改良。伝統の“スプリント”を追加設定
2020年10月13日(火)8時0分 AUTOSPORT web
イタリアが誇る伝統のブランド、アルファロメオの主力となるDセグメントプレミアムサルーン『GIULIA(ジュリア)』と、その登場以来ワールドワイドな成功を収めるSUVの『STELVIO(ステルヴィオ)』が一部改良を受け、先進安全装備が大幅に拡充。同時に、伝統のグレード名である“SPRINT(スプリント)”が復活し、10月3日より発売開始となっている。
すでにこの日本でも、アルファロメオF1のキミ・ライコネンが夫婦で登場するTVCMも放映されている新型『ジュリア』と『ステルヴィオ』は、高い運動性能や運転の楽しみはそのままに、運転支援システムやインフォテインメント機能の充実、内装の質感向上が図られ、より快適で安全なモデルへと進化を果たしている。
機能面では車両の設定やスマートフォンとの連携が可能なコネクトシステムに、直感的な操作が可能な8.8インチタッチディスプレイを採用。同時に新たにナビゲーションシステムが採用されるなど大きく利便性を改善したうえで、センターコンソールまわりの素材や形状変更を実施し、インテリアの質感も向上。さらに充電時にケーブルを必要としないワイヤレスチャージングパッドも備わった。
また、SUPERやVELOCE、Q4といった従来からのカタログモデルには、前走車と一定の車間距離を保ちながら速度を合わせて追従するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)に、ハイウェイアシストシステム(HAS)を追加。また、一般道を含む渋滞時においてドライバーの負荷を軽減するトラフィックジャムアシスト(TJA)や、一般道ならびに高速道路で道路標識を認識し、メーター内に表示するトラフィックサインレコグニション(TSR)、TSRが検知した制限速度に応じてACCの速度設定を素早く切り替えられるインテリジェントスピードコントロール(ISC)など先進的な運転支援機能を追加している。
それ以外にもミラーの死角にある並走車を認識し、ミラー内の警告ランプによりドライバーに注意を促すだけでなく、危険な車線変更に対してステアリング補正を行うアクティブブラインドスポットアシストや、ドライバーの注意力の低下を検知するドライバーアテンションアラートも搭載し、安全なドライブを積極的にサポートする機能を備えた。
■新グレードの“スプリント”には、数多くの装備が標準搭載に
またステルヴィオでは、リヤバンパー下部に足でジェスチャーを行うことにより開閉可能なハンズフリーテールゲートを採用し、同Q4にはサンルーフが標準装備に。足回りでは、路面からの入力に応じて減衰力を最適化するFSDショックアブソーバーを新たに採用し、グレードにより新デザインの18インチから20インチまでのアルミホイールが装着されるなど、大幅な魅力アップが実現した。
そして新グレードの“スプリント”は、『ジュリア 2.0 TURBO SPRINT(ターボ・スプリント)』と『ステルヴィオ2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT(ターボ・ディーゼルQ4スプリント)』を追加設定。往年の名称を持つこのグレードではバイキセノンヘッドライトや18インチアルミホイール、ナチュラルレザーシート(6ウェイ電動調整機能付)、タッチディスプレイ付のコネクトシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アクティブブラインドスポットアシストなどを標準装備。
さらにステルヴィオ2.2 ターボ・ディーゼルQ4スプリントには、ハイウェイアシストシステムやトラフィックジャムアシスト、トラフィックサインレコグニション、インテリジェントスピードコントロールなども備えつつ、両モデルとも充実した装備を持ちながら、ジュリアが460万円(税込)、ステルヴィオが589万円(税込)という価格設定に。
もちろん、フェラーリ譲りの2.9リッターV型6気筒ツインターボを搭載する最上位グレード“QUADRIFOGLIO(クワドリフォリオ)”を含め、機能充実となった従来からのカタログモデルもジュリアが588万〜1174万円(税込)、ステルヴィオが687万〜1232万円(税込)の価格設定となっている。
両モデルの詳細はアルファロメオの公式ホームページまで。
・ジュリア:https://www.alfaromeo-jp.com/giulia/
・ステルヴィオ:https://www.alfaromeo-jp.com/stelvio/