「38歳とは思えない」大谷翔平を“圧倒” 天王山で異彩を放ったダルビッシュ有に韓国メディアも脱帽「天下の大谷に立ちはだかった」
2024年10月13日(日)12時0分 ココカラネクスト

ドジャース打線を変幻自在の投球で翻弄したダルビッシュ。(C)Getty Images
負けてなお、称賛は止まない。現地時間10月11日に行われたドジャースとのナショナル・リーグ地区シリーズ第5戦に先発登板したダルビッシュ有(パドレス)だ。
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結果的にパドレスは0-2と惜敗。第3戦の2回に一挙6得点したのを最後に24イニング連続無得点という貧打にあえぎ、ポストシーズンから姿を消した。だが、その一戦で異彩を放ったのが、先発の大役を担ったダルビッシュだった。
ドジャース先発の山本由伸。メジャーリーグのポストシーズン史上初となる日本人投手による投げ合いが実現した。そんな歴史的マウンドに「お互いこういう舞台で投げ合えるっていうのは凄く幸せ」と語っていた38歳は、充実感をうかがわせる投球を披露した。
とくに圧巻だったのは、ドジャース打線の核となる大谷翔平の対決だ。第2戦で3打数ノーヒット1三振と抑えていたダルビッシュは、この最終戦でも二刀流スターを翻弄。第1打席にスライダーで空振り三振に切って取ると、6回1死の局面で迎えた3度目の対戦ではカウント1−2から71.4マイル(約115キロ)の緩いカーブでふたたび空振り三振に仕留めた。
大谷のバットが面白いように空を切った。ダルビッシュは単純な制球力や球威はもちろん、間合いも変えながら円熟味のある投球で付け入る隙を与えなかった。
2回にキケ・ヘルナンデス、7回にテオスカー・ヘルナンデスにそれぞれソロ本塁打を被弾。結果的にそれが決勝点となった。だが、パドレスのマイク・シルト監督が「ユウはまたも圧倒的だった」と絶賛したように、38歳のベテランは先発投手としてのタスクを全うした。
熟練の投球術が際立ったダルビッシュのパフォーマンスには、海外メディアも賛辞を送った。韓国メディア『OSEN』は「大谷を完璧に封じ込めたダルビッシュは、38歳とは思えない完璧な状態だ」と絶賛。「この秋は笑顔で終われなかった」とパドレスの敗退を伝えた上で、こう続けている。
「天下の大谷の前に立ちはだかったのは、彼のアイドルであり、天敵でもあったダルビッシュだった。レギュラーシーズンで二刀流スターを5打数1安打2三振と抑えたダルビッシュは、このポストシーズンも無安打と完璧に封じた。38歳の日本人右腕は大谷が動けず、ぎこちなくなるほど威力的な球を投げた」
惜しくも僅差で敗れた。それでも老いてますます意気軒昂なダルビッシュに世界の関心は高まった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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