日本ラグビー8強へ運命の日「スコットランド倒す」

10月13日(日)7時0分 日刊スポーツ

台風19号が接近する中、水しぶきを上げながらダッシュをするリーチら日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

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ラグビーW杯日本大会で初の8強を目指す世界ランク8位の日本代表は13日、横浜・日産スタジアムで同9位のスコットランドと1次リーグA組最終戦に臨む。
12日は台風19号接近による大雨の中、都内で前日練習を敢行。万全の準備を施し、横浜に移動した。W杯組織委員会は中止の場合、試合開始6時間前(午後1時45分)までに発表予定。日本は思わぬ展開にも集中の姿勢を崩さず、4連勝の1位通過で世界を驚かせる。
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周囲の雑音を振り払うように、日本は運命の一戦へ準備を整えた。12日午前8時21分、都内の練習場に2台のバスが到着。膝丈まで雨がたまった箇所をバシャ、バシャと歩き、先発SH流を筆頭に選手がグラウンドへ飛び出した。強風を懸念してポールは取り外され、普段は練習場を囲う幕もなかった。プロップ中島は足を取られ、水たまりへダイブ。それでも雨に打たれた約1時間の最終調整で、過去1勝10敗の難敵に立ち向かう思いを1つにした。
前日時点では練習の中止も検討されていた。最終的には午前9時からの予定を30分早め、プラン通りにこだわった。藤井雄一郎強化委員長(50)は「いつもと一緒の過ごし方をしたかった。雨、台風は関係ない。スコットランドを倒すことしか考えていない」。キックをすれば、ボールがペチャッと止まる最悪の環境だったが、全員で1つ1つの戦術を念入りに確認した。
仮に台風の影響で中止が決まり、引き分け扱いとなってもA組1位通過が決定。タウンゼンド監督などスコットランド側からは、日本が台風による中止を願っているように捉えられるコメントが発せられた。試合2日前の11日には日本のジョセフ・ヘッドコーチが「3勝はまぐれでもなく、選手のハードワークの成果だ。我々が得意とすることを、相手にぶつける」と強い口調で反論。確固たる姿勢を再確認する練習を終え、バスで横浜に乗り込んだ。
15年イングランド大会は3勝を挙げながら、ボーナスポイント(BP)の差で悲願の8強を逃した。4年前、唯一敗れたスコットランド戦。勝つことしか考えていない。フランカーのリーチ主将は「ティア1(世界の強豪10カ国・地域)に勝つために、優しい気持ちは必要ない。ティア1相手に、鬼にならないといけない」と誓ってきた。日本ラグビー界の歴史を変える。

日刊スポーツ

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