長友、代表デビューの19歳冨安を称賛!「僕は大学で太鼓叩いていましたからね(笑)」
2018年10月13日(土)13時55分 サッカーキング
森保一監督体制では初招集となった長友佑都(ガラタサライ)だが、パナマ戦は出番なし。日本代表は南野拓実(ザルツブルク)と伊東純也(柏レイソル)の2試合連続ゴールなどで、3−0と快勝したが、ベンチから戦況を見守った長友は「見ていて気持ち良かったなというのが率直な感想ですね。ミスも多かったと思うけど、仕掛けていきながらのミスなので、伸びしろがあるなと思いながら見ていました」と感想を述べた。
森保監督が志向するサッカーについては「バランスが取れているなという印象があります。遅攻も速攻も上手く使い分けて、ボールを取られたらすぐに取り返す。前に行けるところは行く、ボールを持つ時は持つ。そういう判断を監督は求めている」と分析した。
そのパナマ戦では東京五輪世代の19歳、冨安健洋(シント・トロインデン)が代表デビューを飾った。長友は試合前に「いいプレーをしろよ! ミスを恐れるな。ミスしてもいいからガンガン行けよ」と声をかけていたそうだ。「19歳であれだけのプレーができるのは羨ましいですよ。嫉妬ですよ! 僕が19歳の時は大学で太鼓叩いていましたからね(笑)」と自虐も交えて冨安を称賛。「ああいう若い選手が出てくるのは、すごくうれしい」と笑顔を見せた。
冨安のような若手選手も台頭し、日本代表の顔ぶれも変わりつつあるが、長友の「立ち位置は変わらない」という。長年、ともに日本代表をけん引してきた長谷部誠(フランクフルト)、そして同級生の本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)の名前を出し、こうコメントした。
「長谷部さんと圭佑のいい部分を僕が吸収して、そういうパーソナリティを出していければとは思います。あそこまで真面目にできたり、圭佑みたいな変わったことはできないですけど(笑)。でも、刺激を与えるという意味では、そういうパフォーマンスも必要なんじゃないかなとは思いますけどね。自分はコミュニケーションの鬼だと思っていますし、コミュニケーションの世界大会があったら優勝できるくらいの自信は持っているので(笑)。その実力を生かしたいですね」