【畠山健介の目】キープレーヤーの1人はトゥポウ…決着はロースコアを予想

10月13日(日)10時48分 スポーツ報知

雨の中、円陣を組む日本代表フィフティーン

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 この記事が出る朝にはおそらく台風が通過していて、日本—スコットランド戦を含む1次リーグ4試合の開催可否の結果は出ているだろう。

 台風に関連し、スコットランドが法的措置に出る可能性も示唆しつつ、日本戦開催を日程を変えてでも実施するよう訴えたなど、様々な報道を目にした。意見はいろいろあるだろうが、日本代表にとって何が一番大事なのか。それは相手に敬意を表しつつ、グラウンドの中ですっきり決着をつけて決勝トーナメントに進むことだ。

 対戦図式も今W杯で最も分かりやすい。4年前のW杯の雪辱を、最終戦舞台で晴らして新しい日本ラグビーの歴史を切り開く—。映画やドラマかと思うほど、これほど単純明快なストーリーは他の試合では見当たらない。さらに、勝って準々決勝で待ち受ける相手が南アフリカ。4年前に勝って、今W杯開幕前に負けた相手だ。見えない何かに導かれているのかなと思うほど、つながっているなと思ってしまった。

 台風通過後の夜の試合は、風の影響を考えながら戦わなくてはならないだろう。勝敗を左右する要因の一つになると思われるのがキックの精度。SO田村や控えの松田らが風を読み、攻守で効率的な使い方をするだろうが、彼らのキック精度を高めるためにも、スクラム、ラインアウトのセットプレーの安定が大事になる。

 キープレーヤーの1人になると思うのがFBトゥポウだ。ロシア戦では本来のパフォーマンスを発揮し切れなかったが、フィジカルが強く、ハイボールのキャッチ時の高さには強みがある。スコットランド主将のSHレイドローのキックは非常に精度が高く、上からでも下からでもボールを追いかける選手が拾えるような絶妙な位置に落としてくる。ここで競り合えるプレーヤーとして、トゥポウの活躍が期待されているし、「FBがトゥポウで良かったね」と言われるような存在感を示してほしい。スコットランドはFWでスローペースに持ち込み、反則が出ればPGを狙いにくるはず。福岡、松島のウィング陣は言葉いらずの素晴らしい両翼だが、トライの応酬戦は予想しがたく、決着としてはロースコアを予想する。

 大事なのは、やり残さない、悔いを残さないこと。それができれば、今の日本なら十分、勝てる。(2011、15年W杯代表プロップ)

スポーツ報知

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