【坂田正彰の目】スコットランド戦のカギはタックル…成功率最低90%ないと厳しい

10月13日(日)10時57分 スポーツ報知


 日本代表の勝利、初の8強入りへ最大のカギはディフェンスだ。今大会のタックル成功率はロシア戦が86%、アイルランド戦が93%、サモア戦が90%。スコットランド戦は最低90%ないと厳しいが、十分に実現可能な数字だ。大きい相手へのダブルタックルなど、ジョセフ・ジャパンがこれまで培ってきたことが今、花開いている。一人一人がタックルした後、これまで以上にすぐ立ち上がるなど仕事量を上げ、特に自陣での組織ディフェンスをさらに強固なものとしたい。

 スコットランド代表のキーマン、SHレイドロー、SOラッセル、FBホッグらが繰り出すキックは要警戒。日本代表は常に重圧をかけ続け、彼らの選択肢を消し、有効なキックをさせないようにしたい。相手がパスもランもできず、苦し紛れに蹴るような展開が望ましい。

 アタック面では、2戦連続完封勝ちしている堅守のスコットランド代表にいかに的を絞らせないかが重要。細かいパスをつなぎ、タックルポイントを早く見定められないようにしたい。平均的な試合でパス回数は150回ほどだが、今大会でアイルランドに勝った試合で日本がパスを放った回数は201回。実力がきっ抗した大一番ではミスが命取りになるので、正確なパスの確率をいかに高められるかが肝心だ。

 スクラムは日本とスコットランドのどちらかが一方的に圧倒する展開は考えにくいが、規律を守ることは大前提。日本は自陣で反則し、レイドローにPGの3点を重ねられる展開では流れが悪い。相手が押したい場面、揺さぶりたい場面でビクともしないなど、心理戦でダメージを与えることも必要だ。ラインアウトは日本ボールを確実にキープし、相手ボールは危険な時間帯、エリアを避けるマネジメントを遂行したい。

 台風による開催可否などピッチ外が騒がしいが、選手たちは動じていないと思う。これまでやってきたことをファンの前で体現し、日本ラグビーの新しい扉を開いてほしい。(99、03年W杯日本代表フッカー)

スポーツ報知

「タックル」をもっと詳しく

「タックル」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ