DTM第17戦ホッケンハイム:グリーンがグロックとの戦いを制す。アウディの三冠決定

2017年10月15日(日)2時35分 AUTOSPORT web

 10月13日、DTMドイツツーリングカー選手権最終戦ホッケンハイムのレース1(第17戦)が行われ、3番手スタートのジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)が優勝。アウディがマニュファクチャラー、チーム、ドライバーの三冠を決めた。


 13日の現地時間11時45分からスタートした予選では、ティモ・グロック(BMW M4 DTM)が1分30秒648でポールポジションを獲得。2番手にはマキシム・マルタン(BMW M4 DTM)が1分30秒685で続き、BMW勢がフロントロウを独占。2列目にはグリーン、レネ・ラスト(アウディRS5 DTM)がつけた。


 スタート前には、スーパーGT500クラスのニッサンGT-RとレクサスLC500がデモランしたり、セバスチャン・ベッテルなど豪華なゲストが訪れるなど、大いに賑わいをみせた。そんななか14時48分に迎えたスタートでリードを奪ったのは、ポールポジションスタートのグロック。次いでグリーン、マルタンが続いた。


 そんななか、6周目になるとトップのグロックと2番手のグリーンのバトルが激化し、7周目には接触しながらもグリーンが首位に浮上。グリーンは後続との差をどんどんと広げていった。各車はそれぞれピットインを行っていくが、それでもグリーンのペースは落ちず、レース後半に向け確実なマージンを築いていった。


 終盤、激化したのは2番手争い。グロックに対して迫っていったのは、マイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)。ファイナルラップでロッケンフェラーがグロックをオーバーテイクし、トップチェッカーを受けたグリーンの後方の2位でフィニッシュ。アウディがワン・ツーでレース1を終えた。3位はグロック、4位はマルタンとBMW勢が続き、エドアルド・モルタラ(メルセデスベンツAMG C63 DTM)が5位でフィニッシュ。これがメルセデス勢の最上位となった。


「勝てて嬉しいよ! グロックとのバトルはタフだったから、リードを奪うことができて嬉しく思う。アウディスポーツ・チーム・ロズベルグのみんなが素晴らしいクルマを作ってくれたから、優勝トロフィーがふさわしいよ」とグリーン。


 この結果、アウディはレース1終了時点でマニュファクチャラーチャンピオンを、アウディスポーツ・チーム・ロズベルグがチームチャンピオンを確定。また、ドライバーズ争いはこのレースで12位となったため無得点だったものの、マティアス・エクストロームが首位をキープ。グリーンが2位、レース1で6位だったレネ・ラストが3位、ロッケンフェラーが4位となり、アウディ勢の4人のみがタイトルの可能性を残しており、アウディの2004年以来となる“三冠”が確定した。

DTMホッケンハイム レース1のスタートシーン
ティモ・グロック(BMW M4 DTM)
マイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)
エドアルド・モルタラ(メルセデスAMG C63 DTM)
ホッケンハイムを訪れたセバスチャン・ベッテル。本来の目的は、アウディTTカップに出場する弟の応援だ。
DTM最終戦ホッケンハイム レース1表彰台


AUTOSPORT web

「アウディ」をもっと詳しく

「アウディ」のニュース

「アウディ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ