ヤンキースとメッツが山本由伸の争奪戦でもライバルに！「ヤンキースの優先事項」「メッツは怯まない」と米報道

ポスティングでの米挑戦がささやかれる山本。一体いくらの値が付くのだろうか(C)Getty Images

　今季も圧倒的なパフォーマンスを披露し、リーグ3連覇にも大きく貢献したオリックスの山本由伸。クライマックスシリーズでの登板や、さらに日本シリーズ連覇に向けても不動のエースとして大きな期待が寄せられている。

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　そして、シーズン終了後には、ポスティングでの米球界移籍も確実視されており、来季はメジャーのマウンドに登る公算が高い。3年連続で投手タイトルを総ナメという実績に加え、25歳という年齢も大きな魅力であるとして、山本を先発ローテーションの一員として求める米球界関係者の声が途切れることは無い。

　その中でも、メジャー屈指の名門であるヤンキースが日本人右腕獲得に特に力を入れているとも伝えられており、両者の関係がたびたび日米メディアを賑わせてきた。今年9月9日のロッテ戦では視察に訪れていたブライアン・キャッシュマンGMの前で、自身2度目となるノーヒット・ノーランという快挙を達成、そのエピソードは米国内で大きく報じられた。

　また、今季プレーオフ進出を逃したヤンキースが投手陣強化を図るべく、NPBのNo.1投手を今オフの獲得リストのトップに位置付けているとの各メディアの予想もすでに日本のファン、関係者の間に広がっている。

　しかし、山本のメジャー移籍については、米野球サイト『FANSIDED　Yanks Go Yard』がヤンキースの望む通りにはならないとの見解を示している。

　現地時間10月14日（日本時間15日）、同サイド上において「ブライアン・キャッシュマンが日本に行ったということで、彼らはすでに『合意済み』なのだろうか？それは絶対に違う」と綴っており、さらに「ヤマモトがヤンキースにとって優先事項であるとしても、他のチームが食いつき、プロセスを複雑なものにするのを止めることはできないだろう」として、他球団も山本をターゲットとしていると説明。

　加えて「メッツは依然として怯まない。噂ではスティーブ・コーエンがこの投手の入札に負けるつもりはないと意欲を示しているとも言われている」と同じニューヨークのライバル球団の動向も明かしており、「ヤマモトの獲得競争はより、熾烈なものになるだろう」と対抗馬との争奪戦となることが確実と論じている。

　しかし、同メディアは「ヤンキースがここで白紙に戻してドアを閉めるなんてことはないだろう」とも記し、あくまでもヤンキースの獲得の意思が揺らぐことはないと見通している。

　これまでのメジャー移籍を果たした日本人投手と比較しても、最高の評価であるとも報じられている山本。ポストシーズンでのマウンド同様、去就についても、ヤマ場が訪れるのはもうしばらく先になりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]