甲府、PK戦に及ぶ死闘を制し天皇杯を初制覇! 広島を退けJ2勢として11大会ぶりの優勝飾る

2022年10月16日(日)16時49分 サッカーキング

甲府が広島を下し天皇杯を制覇![写真]=金田慎平

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 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会・決勝が16日に行われ、ヴァンフォーレ甲府とサンフレッチェ広島が対戦した。

 3回戦から4試合連続でJ1クラブを撃破し決勝進出を果たした甲府。初の決勝進出で、2011年度のFC東京以来となるJ2勢の優勝を狙う。一方、9大会ぶりの決勝進出となった広島。前身の東洋工業サッカー部時代には3度の天皇杯制覇を経験しているものの、Jリーグ発足後は5度の準優勝。6度目の決勝進出で”サンフレッチェ広島としての”初制覇を目指す。

 互いに基本フォーメーションは3−4−2−1。ミラーゲームとなった一戦は序盤から広島がボールを握る展開に。細かくパスを繋ぎながらチャンスをうかがうも、甲府の集中した守備に阻まれボックス内に侵入することができない。一方の甲府は奪ってからの速攻でチャンスを作る。15分、相手陣内でボールをカットした関口正大がボックス内にスルーパスを供給。抜け出した長谷川元希がワンタッチからシュートを放つもGK大迫敬介のセーブに阻まれた。

 その後は甲府もボール保持率を高め、相手陣内でのプレー時間を増やしていく。26分、甲府に先制点が生まれる。左CKを獲得するとキッカーの長谷川はショートコーナーを選択。細かいパス交換からボックス内左に抜け出した荒木翔が中央にグラウンダーで折り返すと、ニアサイドで三平和司が合わせゴールネットを揺らした。

 広島は各ポジションの選手が流動的に動きながらボール保持率を高め、甲府を押し込んでいくが、堅い守備ブロックに阻まれ、なかなかシュートまで持ち込むことができない。前半はこのまま甲府の1点リードで折り返した。

 一点を追う広島はハーフタイムに前線の2枚替えを敢行。森島司とドウグラス・ヴィエイラを下げ、エゼキエウとナッシム・ベン・カリファを投入した。

 後半も広島がボールを握り、甲府を押し込む展開が続く。途中出場のベン・カリファが最前線で起点となり、攻撃陣の流動的な動きでボックス内に侵入する回数を増やしていくが、甲府の集中した守りを崩しきれず、得点を奪うことができない。

 我慢の時間が続いていた甲府だが、73分にチャンス到来。前線でボールをキープしたウィリアン・リラがドリブルで持ち運び、ボックス手前右で右足を一閃。しかし強烈なシュートは惜しくもクロスバーを叩き、追加点とはならなかった。
 
 広島は次々とフレッシュな選手を投入し、状況の打開を図る。フィールドプレーヤー全員が敵陣内に入り甲府を押し込んでいく。84分、ついに同点ゴールが生まれる。左サイド敵陣深くでボールをキープしたエゼキエウがDFの股を抜くパスを供給。ボールを受けた川村拓夢がボックス内左に侵入し左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さり、広島が試合を振り出しに戻した。

 その後は互いにチャンスを作るも勝ち越しゴールを奪うことは出来ず、試合は延長戦に突入する。

 91分、ピエロス・ソティリウがボックス左角付近で倒され広島がFKを獲得。満田誠が右足で直接狙ったが、放たれたシュートはクロスバーを直撃し、惜しくも勝ち越しとはならず。100分には、ボックス手前中央でボールをキープした満田が強烈なミドルシュートを放つ。ボールは枠を捉えたが、GK河田の好セーブに阻まれた。

 その後広島は攻勢を強め幾度となくチャンスを作るもゴールネットを揺らすことは出来ない。115分、満田の縦パスがボックス内の山本英臣の手に当たり、広島がPKを獲得。しかし、満田のキックはGK河田の好セーブに阻まれ得点には至らなかった。延長戦はこのまま終了し、勝負の決着はPK戦に委ねられた。

 先攻の広島は4人目の川村が失敗。対する後攻の甲府は5人全員が成功。PK戦を制した甲府が天皇杯を初制覇。J2勢として11大会ぶりとなる優勝を果たした。なお、J2クラブがJ1クラブを決勝で下しての天皇杯優勝は史上初の快挙となった。

【スコア】
ヴァンフォーレ甲府 1−1(PK戦:5−4) サンフレッチェ広島

【得点者】
1−0 26分 三平和司(ヴァンフォーレ甲府)
1−1 84分 川村拓夢(サンフレッチェ広島)

【スターティングメンバー】
ヴァンフォーレ甲府(3−4−2−1)
GK:河田晃兵
DF:須貝英大、浦上仁騎(112分 フォゲッチ)、エドゥアルド・マンシャ
MF:関口正大、石川俊輝、山田陸(112分 山本英臣)、荒木翔(66分 野澤陸)、長谷川元希(101分 ジェトゥリオ)、鳥海芳樹(63分 松本凪生)
FW:三平和司(63分 ウィリアン・リラ)

サンフレッチェ広島(3−4−2−1)
GK:大迫敬介
DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔
MF:茶島雄介(69分 野上結貴)、野津田岳人(78分 ピエロス・ソティリウ)、川村拓夢、柏好文(69分 松本泰志)、森島司(46分 エゼキエウ(91分 住吉ジェラニレショーン)、満田誠
FW:ドウグラス・ヴィエイラ(46分 ナッシム・ベン・カリファ)

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