スーパーフォーミュラ・ライツ:第6戦SUGOはスタートを制した宮田莉朋が今季5勝目を飾る
2020年10月17日(土)17時24分 AUTOSPORT web
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦は10月17日、宮城県のスポーツランドSUGOで26周の決勝レースが行われ、2番手からスタートした宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が1コーナーでトップを奪い優勝を飾った。マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON SFL)が優勝。総合でも5位に食いこんだ。
10月17日の9時35分から公式予選が行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3ラウンド。15時20分に第6戦の決勝が行われることになったが、レコードラインはほぼドライと言える状況だったが、それ以外はまだ濡れているなかでスタートを迎えた。なお、午前の予選では4番手につけていた名取鉄平(TODA FIGHTEX)だが、前日エンジン交換を行ったため、グリッド降格で9番手からスタートしている。
迎えたスタートでは、濡れていたアウト側にいたポールの阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)がわずかに蹴り出しが遅れる一方、比較的乾いていた2番手スタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が好スタートを決め、トップで1コーナーに。阪口、そして1コーナーの攻防を制止した小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)と続いた。
オープニングラップから宮田は阪口との差を大きく広げていき、これに阪口、小高、そして河野駿佑(RS FINE K&N 320)が続く展開。これにスタートで5番手に浮上したDRAGON(TEAM DRAGON SFL)と入山翔(Albirex-RT)が続いた。この2台のバトルは、5周目に入山がDRAGONをオーバーテイクするも、10周目に入山がSPひとつめでスピン。ふたたびDRAGONが5番手を奪い返している。
宮田はレース中盤まで1分12秒台のラップを重ね、最終的に9.596秒のリードを築き優勝。今季5勝目を飾った。2位は阪口、3位は小高という結果となった。4位には終盤まで小高との差を詰め続けた河野、そして5位にはマスタークラス優勝で、自身が長年追い求めた総合でのポイント獲得を果たしたDRAGONとなった。6位にはスピンから追い上げた入山となり、前戦岡山に次ぐ得点となった。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第6戦スポーツランドSUGO 決勝結果
※編集部集計
Pos | No | Cls | Driver | Car | Engine | Laps | Grid | Qualify |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 36 | 宮田莉朋 | カローラ中京 Kuo TOM’S 320 | トヨタ-トムスTAZ31 | 26 | 2 | 1’28.469 | |
2 | 50 | 阪口晴南 | Buzz Racing with B-MAX | スピースA41 | 26 | 1 | 1’26.848 | |
3 | 37 | 小高一斗 | カローラ中京 Kuo TOM’S 320 | トヨタ-トムスTAZ31 | 26 | 3 | 1’28.684 | |
4 | 35 | 河野駿佑 | RSFINE K&N 320 | トヨタ-トムスTAZ31 | 26 | 4 | 1’28.987 | |
5 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON SFL | スピースA41 | 26 | 6 | 1’31.277 |
6 | 5 | 入山翔 | Albirex-RT | 東名TB14F3 2020 | 25 | 5 | 1’29.400 | |
7 | 10 | M | 植田正幸 | Rnsports320 | スピースA41 | 25 | 7 | 1’31.294 |
8 | 51 | M | 今田信宏 | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 25 | 11 | 1’36.970 |
9 | 52 | M | 畑享志 | A-NeKT with B-MAX | スピースA41 | 25 | 8 | 1’32.783 |
10 | 13 | M | 吉田基良 | B-MAX ENGINEERING | スピースA41 | 25 | 10 | 1’35.248 |
R | 2 | 名取鉄平 | TODA FIGHTEX | 戸田TR-F301 | 3 | 9 | 1’28.715 |
天候:曇り
ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320) 1’12.571