マツダがGT7を使用したeスポーツ大会を開催。成績優秀者にはリアルモータースポーツへの挑戦をサポート

　10月17日、マツダは普通自動車免許の有無にかかわらず、幅広い年齢層にレースを通じてクルマを操り、走る歓びを感じてもらうことを目的に、プレイステーション5およびプレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用したeスポーツ大会『MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022』の開催を発表した。

　マツダは2021年のスーパー耐久最終戦岡山から、100％バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料を使用したMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOを投入して参戦開始を果たした。この参戦にあたり、新たに作られた活動ブランドが、チーム名にもなっている『MAZDA SPIRIT RACING』だ。

　この活動においてマツダは『倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING』を立ち上げ、自動車メーカーがレースを行うワークス活動ではなく、『共に挑む』というスローガンのもと、「モータースポーツをより身近で気軽に楽しんでいただけること、またジャンルを問わず道具をあやつりスピードに挑戦する方や応援する仲間と繋がり、共にスピードスポーツを盛り上げていくことを目指します」というコンセプトを目指している。

　そして2022年スーパー耐久第5戦からは新たにMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERも登場して2台体制となったが、この倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGでは、ドライバー本人の夢を叶え、自己実現に向けた成長を目指し、モータースポーツのすそ野の拡大に貢献し、モータースポーツ文化を発展させることを目的に、2023年からチャレンジプログラムを実施する。

　その一環としての開催が発表された今回のeスポーツ大会『MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022』は、発売中のプレイステーション5およびプレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用し、自動車免許の有無にかかわらず、幅広い年齢層が参加できる大会になっている。

　参加クラスは、18歳以上が対象の『Challenge Class（チャレンジクラス）』と6歳以上17歳以下が対象となる『U-17 Class（アンダー17クラス）』の2クラスが用意される。

　開催期間はチャレンジクラスが2022年10月30日（日）〜12月11日（日）、アンダー17クラスは2022年10月30日（日）〜11月30日（水）まで。開催方式はクラスで異なり、チャレンジクラスはマツダ車両ワンメイクによる全5戦の4戦有効ポイント制でのオンラインシリーズ方式を採用。アンダー17クラスは車種・コース固定のタイムアタック形式となる。エントリーは両クラスとも10月24日（月）よりゲーム内にて開始される。

　なお、チャレンジクラスは18歳以上ならば年齢宣言はないが、開催概要には「2023年に実車でのモータースポーツ挑戦を目指す18歳以上の方が対象」と記されている。この記載のとおり、チャレンジクラスで優秀な成績を収め、さらに上を目指すドライバーには、今後ワンメイクレースからスーパー耐久シリーズへの参加をサポートするチャレンジプログラムなど、バーチャル世界からリアル世界のモータースポーツに挑戦する機会も提供される予定だ。

　MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022の開催概要は以下のとおり。参加方法や詳細などはマツダの公式ホームページ（https://www.mazda.com/ja/innovation/digital-motor-sport/esports-challenge）を確認して欲しい。

■MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022開催概要

・チャレンジクラス
日程　車種　コース
第1戦　2022年10月30日（日）　ロードスターNR-A　筑波サーキット
第2戦　2022年11月13日（日）　RX-VISION GT3 CONCEPT　鈴鹿サーキット
第3戦　2022年11月20日（日）　アテンザGr.4　富士スピードウェイ
第4戦　2022年12月 4日（日）　ロードスターNR-A　オートポリス
第5戦　2022年12月11日（日）　RX-VISION GT3 CONCEPT　トライアルマウンテン

・アンダー17クラス
日程　車種　コース
2022年10月30日（日）〜2022年〜11月30日(水)　ロードスターNR-A　筑波サーキット
※開催期間や日程、コースは変更になる可能性あり