IMSA、48台の2025年フルシーズン・エントリーリストを発表。耐久カップには56台参戦へ
2024年10月17日(木)14時14分 AUTOSPORT web

北米のスポーツカーレースを統括するIMSAは10月10日、2025年ウェザーテック・スポーツカー選手権シーズンの全エントリーリストを発表した。その目玉は、11台のフルシーズンGTPグリッドだ。
2024シーズン最終戦プチ・ル・マンを前にしたロード・アトランタで行われた『ステート・オブ・ザ・スポーツ』と呼ばれる恒例の演説で、IMSAのジョン・ドゥーナン会長は、合計48台のフルシーズンエントリー確定を発表した。
しかしながらIMSAの広報担当者は、グリッドにさらに1台を追加できる余地があると、Sportscar365に語っている。
一方、カレンダーの中で5ラウンドが組まれている長距離耐久戦『ミシュラン・エンデュランス・カップ』には56台のエントリーが予定されている。1月のデイトナ・ロレックス24時間レースでは、追加車両を加えて60台を超えるマシンが出場すると見込まれている。
目玉のGTPクラスは11台で構成され、ハート・オブ・レーシングチームによる1台体制で、アストンマーティン・ヴァルキリーAMR-LMHがデビューを飾る。
これに、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ、キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング、BMW M チームRLL、アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシングのそれぞれ2台が加わり、ウェーレン・キャデラック・レーシングとJDCミラー・モータースポーツは1台体制で参戦する。
プロトン・コンペティションは、カスタマー・ポルシェ963での参戦プログラムを縮小し、エンデュランス・カップ のみに参戦する。ランボルギーニ・アイアン・リンクスは、2年連続で同様の立場(エンデュランス・カップのみ参戦)でグリッドに残る。
12台のLMP2グリッドに加わった注目すべきエントリーは、同クラスの新参者であるプラット・ミラー・モータースポーツで、継続中の2台体制のシボレー・コルベット Z06 GT3.Rプログラムに追加されるものだ。
ユナイテッド・オートスポーツ、アルガルベ・プロ・レーシング、タワー・モータースポーツ、TDSレーシング、インター・ユーロポール・コンペティション、Eraモータースポーツ、PR1/マティアセン・モータースポーツ、ライリー、AOレーシング、AFコルセも参加する。
GTDプロクラスにおける注目点は、ポール・ミラー・レーシングの2台へと拡大されたBMWのプログラムだ。フォード・マルチマチック・モータースポーツやプラット・ミラー・モータースポーツのコルベット・レーシングの、同様の2台体制プログラムと対峙することになる。
レクサス(バッサー・サリバン)、ポルシェ(AOレーシング)、マクラーレン(パフ・モータースポーツ)はそれぞれ1台の車両で参戦し、アウトモビリ・ランボルギーニはエンデュランス・カップに1台をエントリーする。
IMSAによると、デイトナには1戦限りのエントリーも複数予定されているという。
一方、GTDでは、DXDTレーシング、バン・デル・ステュール・レーシング、ドラゴンスピードのフルシーズン参戦に加え、現在のチームの大半が来季も参戦する予定だ。
AFコルセは2台のエンデュランス・カップ・プログラムを行い、トリアルシ・コンペティツィオーネ、アイアン・デイムス、ローン・スター・レーシングも同様の取り組みを予定している。
一方、MDKモータースポーツ、プロトン、アンドレッティ・モータースポーツは来季は参戦しない。
「IMSAスポーツカーレースの黄金時代は今であり、それは2025年のウェザーテック選手権とミシュラン・エンデュランス・カップシーズンのエントリーリストがまたもや非常に強力で競争力のあるものになったことで証明されている」とドゥーナンは述べた。
「我々のトップカテゴリーであるGTPは成長を続けており、LMP2、GTDプロ、GTDクラス全体では引き続き強力な代表者たちが見られる」
「チームがこんなに早く計画を確定してくれたことを我々は非常に誇りに思うとともに、IMSAファンに最高のスポーツカーレースを提供し続けてくれたすべての関係者に感謝している」
なお、ウェザーテック選手権の2025年カレンダーは、2024年3月の段階で早々に発表されている。
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