酒井高徳、“伊藤達哉に檄”報道に反論「タツは弟のような存在、家族」

2017年10月17日(火)11時14分 サッカーキング

HSVでともにプレーする酒井(左)と伊藤(右)[写真]=Getty Images

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 ハンブルガーSV(HSV)で主将を務める日本代表DF酒井高徳が、チームメイトのFW伊藤達哉に対して檄を飛ばしたとドイツメディアで報じられたことを受け、酒井が自身のインスタグラムで反論し、釈明するコメントを掲載している。

 伊藤はブンデスリーガ第7節で先発デビューを果たすと、第8節でも先発出場し55分までプレー。HSVの中でも数少ない好印象を残し、地元紙からもチーム2位タイとなる高評価を得た。一方で地元紙が「フィジカル面の不安から、この試合も早々に交代となった」と書いたように、コンディション面での不安も露呈していた。

 酒井は試合後「まだブンデスリーガのレベルにはないですね」、「毎試合で50〜55分で交代してしまうようではチームの助けにはなりません」とコメント。伊藤に対し厳しく檄を飛ばしたと報じられ、HSVのマルクス・ギズドル監督は「彼は長期間に渡って離脱していた。それにブンデス1部での負担は大きいものがあるんだ。彼が55分プレーできることを、むしろうれしく思っているよ」と擁護していた。

 一連の報道を受け、酒井は自身のインスタグラムで発言の意図を説明。伊藤との2ショットを掲載し、ドイツ語でコメントを添えた。

「試合後のタツへのコメントについて説明させてください。僕のドイツ語が完璧ではないから、僕とメディアの間にちょっとした誤解が生まれてしまったんだと思う」

「彼のフィジカルレベルがまだブンデスリーガのレベルに達しているとは言えないから、50分くらいしかプレーできない、でも90分間彼の力が必要だと言いたかった。他の選手と同じように、彼はすごく重要な選手です」

「僕にとってタツは弟のような存在で、家族なんです。いつも一緒に努力してきたし、彼がこれまで2年間HSVで辛い思いをしてきたことを知っているから。だから僕は彼を決して批判しているわけではないんです」

「彼は僕の意図を分かってくれているし、僕たちの間には何のわだかまりもありません。お互いを理解し合っています」

 HSVはリーグ戦8試合を終え、2勝1分5敗の勝ち点「7」で15位と、厳しい戦いが続いている。次節はホームにバイエルンを迎える。

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