お馴染みの実況陣が集結…思い出の試合や中継中のアクシデントを語る

10月18日(日)23時47分 サッカーキング

左から野村氏、八塚氏、倉敷氏、下田氏、西岡氏

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 スポーツテレビ局『J SPORTS』の『Foot!Presents プレミア5 〜最強実況陣集結〜』が18日にオンデマンド限定で放送され、倉敷保雄氏、西岡明彦氏、八塚浩氏、下田恒幸氏、野村明弘氏の5名が座談会を行った。

 この日はサッカー中継でお馴染みの実況陣が集結し、中継現場のウラ側やサッカーへの熱い想いを語り合った。

 トークテーマとして『思い出の試合』について尋ねられた西岡氏は「チャンピオンズリーグで、当時チェルシーにいた(フランク)ランパードのお母さんが亡くなった直後の試合ですね。リヴァプールと対戦したんですけど」と2007−08シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグでチェルシーが延長戦の末にリヴァプールを破った試合を挙げた。その理由については「ランパードは直前の1週間は最後の看病や葬儀で練習できていなかった。この日もあまりコンディションは良くなかったけど先発で起用されて、延長でPKを決めたんですね。ゴール後に喪章を取って倒れこんで、その直後にカメラがスタンドのお父さんを映したんですよね。僕と川勝(良一)さんもしびれちゃって。ウルッとしちゃいましたね」と放送側から見てもグッと来るものがあったという。

 これについて野村氏は「僕は西岡さんの実況が大好きで、この時ほとんど喋っていないんですよ。『ランパード…泣いています。お父さんです』みたいな単語しか言っていないんです。でも言葉が少ないからこそ、こっちが泣けてくるみたいな。あれは実況としてもすごいと思いました」と西岡氏の実況スタイルが試合を引き立てていたとコメントした。

 下田氏は思い出に残っている試合として2012年5月に行われたJ1リーグ第13節のFC東京対浦和レッズ戦を挙げ、「とにかく試合がすごかった。ちょっと言葉では表現できないんだけど、試合が始まる前の味スタの空気、サポーター同士の音のぶつかり合い、監督同士の関係性などがゲームに乗り移っていた」とスタジアム全体の雰囲気から試合内容まで熱いものだったという。この試合を挙げた理由としては「この試合の1週間前にミュンヘンで(バイエルン対チェルシーの)CL決勝を実況したんですけど、(CL決勝という舞台は)ヨーロッパのなかでトップのゲームじゃないですか。でも帰ってきてその試合を見て、Jリーグも負けてないかもと思ったんですよ。感動というかゾクゾクする感じを持たせてもらいましたね」とJリーグの試合に世界最高峰の舞台にも劣らないものを見出したと述べた。

 視聴者から中継中のハプニングについての質問が飛ぶと、野村氏は「録画中継の時にとある解説者の方から『野村くん、歯が抜けました。(不在の間、番組を)繋いでおいてください』という紙を手渡されて、10分ほど一人で喋っていましたね」と思わぬ事態に陥ったことを明かした。

 八塚氏は今シーズンのCLグループステージ第1節の中継中にコンタクトがズレてしまうハプニングに見舞われ、「片目が見えなくて、喋りながら指で一生懸命少しずつ戻して、前半の25分に戻すことができました。忘れもしない25分、長い長い25分でした。もうコンタクトの奇跡ですね」と25分間にわたり実況しながら悪戦苦闘していたという。

 予期せぬ出来事に遭遇したのは倉敷氏。とあるアナウンサーの隣のブースで中継した際に、「どういうわけか彼の音声が僕の(ヘッドセットの)左耳にずっと入ってきて、ものすごく喋りづらかったですね。彼の実況に対して『いや、そうではありません』とか、途中でなんだか掛け合いみたいになっちゃって」とマシントラブルに悩まされたようだ。

 また、海外からの衛星中継はトラブルも多いようで、八塚氏は「衛星回線が明らかに遅れていたことがあって、実際にはCKを蹴っているんだけど、(映像では)まだ蹴っていなくて、僕がそれを先に言うような状態になってしまっていた。そうしたら現地から『3〜5秒遅れで話してくれ』って言われて、ものすごく苦労しましたね」となんとか困難を乗り越えたエピソードを語った。

 その他に好きな選手やタッグを組む解説陣やスタッフからの印象など、5名は約1時間20分に渡って様々なテーマについて語り合った。

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