F1 Topic:ホンダ、アメリカGPで再び新パワーユニットを投入、『スペック3』の改良版か

2018年10月20日(土)0時57分 AUTOSPORT web

 トロロッソ・ホンダが第18戦アメリカGPで2台のマシンに新しいパワーユニット(PU/エンジン)を搭載することが決定した。


「今週末は両ドライバーともに新たなPUを投入します。(ピエール・)ガスリー選手のマシンに関してはFP1からの使用、(ブレンドン・)ハートレー選手には今日は以前使用済みのPUで走行し、明日から新たなPUを投入予定です」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)


 ホンダは2戦前の第16戦ロシアGPでスペック3を投入したばかり。今回投入されたパワーユニットは、どのような性能のものなのだろうか。


「新たなPUは、鈴鹿で使用したスペックに対して小さな変更を加えたものですが、これは鈴鹿の走行後に確認できたいくつかの懸念点に対して対策を施したものです」(田辺TD)


 ホンダはロシアGPに投入したパワーユニットに関してもスペック3という呼称は使用していないため、今回投入されたパワーユニットに関しても、特に特定の名前は使用していない。しかし、田辺TDの説明を聞く限りは『スペック4』ほどの改変はないと考えていいだろう。


 というのも、今回の変更は予定されていたものというよりは、「鈴鹿の走行後に確認できたいくつかの懸念点に対して対策を施したもの」と田辺TDが言うように、スペック3に改良を加えたものだからである。


 では、なにを改良したのか。それはロシアGPと第17戦日本GPで課題となっていたオシレーションの対策を行なったものではないかと考えられる。


 グランプリ前日の木曜日に田辺TDは、アメリカGPに向けて、次のように語っていた。


「日本GPの後、さくら(HRD Sakura)でホンダだけでなく、トロロッソのエンジニアにも手伝ってもらって、いろいろと対策を行い、現在も作業はさくらに残っているメンバーで続けているところです。もう一度、一から見直して対策を行う予定です。今回は現場でのセッティングの変更による対処ではなく、根本的なところでのデータの見直しをかけました」(田辺TD)


 この言葉からもわかるようにも、今回アメリカGPに投入されたスペックは、『スペック4』ではなく、『スペック3プラス』と考えていいだろう。


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