マクラーレンでシート合わせを行ったパト・オワード。F1の夢を語るも現状は「インディカーを楽しんでいる」

2021年10月20日(水)6時12分 AUTOSPORT web

 メキシコ出身のドライバーであるパト・オワードは、2018年からインディカー・シリーズでレースをしているが、彼はいつの日かF1に参戦することを夢見ている。


 アロウ・マクラーレンSPからインディカーに参戦しているオワードは、今シーズン2度優勝を飾っている。マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンは、そのご褒美としてオワードをアブダビでのオフシーズンテストに起用し、F1マシンを走行させると約束した。


「インディカーでのレースを楽しんでいる。優勝するために戦うんだ」とオワードは『Reuters』に語った。


「そしてもしこの2、3年の間に僕がF1でレースをするようになったら、F1での僕を応援してほしい。でも僕は今自分がいるところを楽しんでいる」


「僕は今自分がいるところにとても満足していて、素晴らしい場所にいると感じている。もしF1のことが将来実現したら、それはこのチームでということになる。そしてインディカーでレースに勝ち、チャンピオンシップを制するという僕たちの目標と同じゴールを持つことになる」


 オワードは最近、シート合わせとF1シミュレーター作業を行うために、イギリスのウォーキングにあるマクラーレンのF1ファクトリーを訪れた。彼はそこで、ハミルトンがF1世界選手権でドライブしてタイトルを勝ち取った2008年のマシンを目にした。






「まさにここにある2008年型マシンから、僕のモータースポーツへの情熱は始まったんだ」


「F1。それがこの夢が始まるところだ。F1から夢が始まっていないと言う人はみんな嘘をついている。だってF1だよ! 子どもの時に見ているものだ」


 インディカーのチームオーナーであるマイケル・アンドレッティが、ザウバーが運営するアルファロメオF1を買収するかもしれないといううわさが流れている。そして21歳でアメリカ出身のコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がインディカーを離れ、そのチームからF1に参戦するかもしれないという。


「もし彼(ハータ)が本当に離脱するなら、そして彼がF1に本当に行くのなら、彼はインディ500で優勝でき、インディカーで選手権を制覇できるマシンを手放すことになる。でもF1のチャンスは1度しかこないし、永遠に来ないこともある。いつチャンスを手に入れるのか選ぶことはできない。本当にそうなるまで僕はそのことは信じない。でも聞いた感じでは、可能性は高いようだ」

2021年NTTインディカー・シリーズ最終戦ロングビーチ パト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)
2021年シーズンをランキング3位で終えたパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)

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