タジマモーターコーポレーションが22年の廃棄物処理法違反事件に関し田嶋会長、同社の無罪判決を報告

2023年10月20日(金)17時19分 AUTOSPORT web

 10月17日、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで多くのレコードと優勝記録を残すなど、モータースポーツ界で多くの記録を残してきた田嶋伸博氏が会長を務める株式会社タジマモーターコーポレーションは、2022年12月6日に報じられたタジマモーターコーポレーションと田嶋伸博会長が関与したとされた廃棄物処理法違反事件について、刑事第一審において無罪判決が言い渡されたと公表した。


 田嶋氏は、ダートトライアルやアジア・パシフィック・ラリー選手権などで活躍。最もその活躍が知られるのは、アメリカで開催されているパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで、スズキとともに数多くの名勝負を展開。“10分の壁”を越えるべくさまざまな魅力的なマシンを開発してきたほか、EVに早くから関心を示し、EVによる10分切りを初めて達成した。2016年にはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの殿堂入りを果たしている。


 一方で、タジマコーポレーションの代表取締役会長兼社長として、モンスタースポーツによるチューニングカー製作など、自動車関連事業を幅広く手がけるほか、アクションカメラの代理店、さらにリゾート事業や次世代モビリティの取り組み、再生エネルギーへの取り組みなどさまざまな事業を手がけてきた。


 そんな田嶋氏に対して、2022年12月に長野県大町市内の原野に産棄物処理法に違反して金属くずなどを捨てた疑いで逮捕されたという報道がなされ、タジマコーポレーションは事実関係の調査を行った末、田嶋氏が関連会社役員と共謀のうえ廃棄物の処理を行ったことを否定、無罪を主張していた。その後2023年10月17日、タジマモーターコーポレーションは長野地方裁判所松本支部が同社、田嶋会長に対しての無罪判決を言い渡したと発表した。内容は下記のとおりだ。


* * * * *


2023年10月17日


株式会社タジマモーターコーポレーション
代表取締役社長 浅井秋彦


弊社創業者田嶋伸博及び弊社の無罪判決について


弊社及び弊社創業者である田嶋伸博(田嶋)の廃棄物処理法違反事件に係る刑事第一審における判決結果概要について以下のとおりご報告いたします。


2023年10月17日、長野地方裁判所松本支部は、当時弊社代表取締役会長であった田嶋が、弊社グループ会社である大町温泉観光株式会社(「大町温泉観光」)の当時の代表者であった屋田翔太(屋田)が同社において運営する爺ガ岳スキー場内において廃棄物である木くず約41.8キログラムを焼却したことにつき共謀していたとの公訴事実につき、田嶋及び弊社に対し無罪判決を言い渡しました。


既にご説明差し上げてきたとおり、田嶋は、共謀の事実を否認して無罪を主張しておりました。弊社についても、田嶋による共謀が存在せず、弊社は木くずの焼却には関与していないとして、無罪を主張してきました。今回、裁判所の審理を通じて、田嶋及び弊社の違法焼却に対する関与がないことが認められたことについては大変嬉しく思うと同時に、田嶋及び弊社の社会的信用を回復する第一歩になるものと考えております。仮に検察官から控訴があった場合には、引き続き弊社らの無罪を訴えていく所存です。


弊社グループは、今回の事件に関連して大町温泉観光と屋田が廃棄物処理法違反の罰金刑を受けたことについて社会的責任を痛感しており、これを契機として、これまでも、そしてこれからもグループの法令遵守を強化していく所存です。皆様におかれては今後もご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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