3年連続の日本S進出を決めたオリックス 球界OBは「6回の守備」を絶賛 負傷の杉本には心配も

2023年10月22日(日)15時13分 ココカラネクスト

森の一発で先制したオリックス。終盤に失点したがしぶとく試合を制した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 10月21日、パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦が行われ、オリックスがロッテに3−2で勝利し、3年連続となる日本シリーズ進出を決めた。セ・リーグは阪神が勝ち上がっており、59年ぶりとなる日本シリーズでの関西ダービーとなった。

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 オリックスは初回、1死一塁から3番の森友哉がライトスタンドへ2ランを放ち、幸先良く先制に成功。6回には1死3塁から杉本裕太郎が左翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、チームに追加点をもたらした。

 一方、投手陣は先発の宮城大弥が丁寧な投球でロッテ打線を寄せ付けず、6回76球を投げて4安打無失点と好投を見せた。リリーフ陣は8回に登板した山﨑颯一郎、9回に登板した平野佳寿がそれぞれソロ本塁打を浴びたものの、何とかリードを守り切った。これでオリックスは4勝1敗となり、3年連続での日本シリーズ進出が決定した。

 オリックスにとって勝てば日本シリーズ進出という大一番となったこの試合を、球界OBはどのように見たのか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、CS第4戦を振り返った。

 高木氏はオリックスが初回に先制した場面について「(相手投手の種市が)フォークをいいところに落としたけど、森は見逃すんだよね。それでインハイの球をものの見事に運んでいった。これが森のすごさだよね。種市は高低を使いながら抑えようとしていたけど、その高めを打った森の技術の高さが光った」と先制アーチを放った森の技術を絶賛。「昨日中々点が入らなかったけど、これで完全にオリックスペースになっちゃったな」と話した。

 また、高木氏はオリックスの守備陣に注目。2点リードの6回に1死3塁とピンチを招いたが、「ここで感心したのは、オリックスが2点勝っているのに前進守備で1点もやらないという守備隊形を取ったこと。そうしたら宮城が低めを丁寧に投げた。この意識がとても大事だった」と語り、1点をチームで防いだ場面を称賛した。

 しかし、この試合ではアクシデントもあった。8回に杉本がゴロを放った際に左足首を痛め、そのまま交代。これに高木氏は「杉本がいなかったら大変なことになるな」と反応した。紅林弘太郎も左手負傷でこの試合を欠場しており、日本シリーズまで2選手の状態が心配される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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