“静岡ダービー”は劇的ドロー…清水、土壇場で磐田に追いつかれ残留圏浮上ならず

2022年10月22日(土)18時1分 サッカーキング

清水と磐田が対戦した [写真]=小林渓太

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 明治安田生命J1リーグ第31節延期分が22日に行われ、清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦した。

 元々は10月1日に予定されていたが、台風15号の影響で延期となっていた“静岡ダービー”。清水は勝ち点「32」の17位、磐田は勝ち点「28」の最下位に沈んでおり、ともに勝利が必須の一戦となった。

 ダービーらしく白熱の攻防が繰り広げられると、徐々にホームの清水が主導権を掌握。清水は20分、ゴール前でこぼれ球に反応した白崎凌兵がシュートを放つが、相手GK三浦龍輝に阻まれる。さらにその直後、ペナルティエリア右をえぐった中山克広のクロスにチアゴ・サンタナが頭で合わせたが、わずかに枠の左へと外れた。

 34分、清水が先制に成功する。右コーナーキックの流れからゴール前にこぼれ球が生じると、最後はT・サンタナが押し込んだ。清水は1点リードで折り返す。

 後半はこう着した時間が続いたなか、次の1点が生まれたのは後半アディショナルタイム2分。磐田が試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア左で相手に囲まれた松原后が倒されると、清水の守備陣が一瞬ボールウォッチャーとなった隙に古川陽介がこぼれ球を回収して折り返す。ボックス中央でボールを収めたジャーメイン良がトラップから左足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。

 その後は、両者にチャンスが訪れたが、追加点は生まれないまま試合は終了。勝ち点「1」ずつを分け合う痛み分けとなった。土壇場で追いつかれた清水は勝ち点「33」となり、ガンバ大阪を得失点差でかわしてプレーオフ出場圏の16位に浮上。磐田は勝ち点「29」で最下位のままとなった。

 次戦は29日に行われ、清水はホームで鹿島アントラーズ、磐田は敵地でG大阪と対戦する。磐田は引き分け以下の場合、自動降格が決定する。

【スコア】
清水エスパルス 1−1 ジュビロ磐田

【得点者】
1−0 34分 チアゴ・サンタナ(清水)
1−1 90+2分 ジャーメイン良(磐田)

サッカーキング

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