湘南が終盤の2得点で逆転勝利! 山口監督は“神奈川ダービー”で嬉しい初白星

2021年10月23日(土)16時58分 サッカーキング

J1第33節で湘南と横浜FCが対戦した [写真]=Getty Images

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 23日に明治安田生命J1リーグ第33節が行われ、湘南ベルマーレと横浜FCが対戦した。

 前節終了時点で17位の湘南と19位の横浜FCが激突。直近の6試合で勝利を掴めていない湘南に対して横浜FCは現在2連勝中で、前節は最下位を脱出した。J1残留争いにも直結する“神奈川ダービー”は、多くの注目が集まる一戦となった。

 序盤から両チーム一進一退の攻防を見せると、徐々に湘南がボールを保持し横浜FCがカウンターを狙う展開に。しかし、湘南は枠内にシュートを放つことができない。横浜FCとしても、前線でボールを奪ってからの素早い攻撃でFWサウロ・ミネイロがシュートを放つも、ボールは湘南GK谷晃生の正面。

 結局、前半は0−0のスコアで45分間を終える。

 迎えた後半も、ホームの湘南がボールを保持する展開となる。59分にはFWウェリントンがミドルシュートを放つも、横浜FCのGKスベンド・ブローダーセンがセーブ。その直後には、横浜FCのMF松尾佑介も強烈なミドルシュートを放つが、こちらは枠の上へと外れた。

 徐々にオープンな展開となると、63分にスコアが動いた。横浜FCの松尾が敵陣でボールを奪うと、ドリブルで敵陣ペナルティエリア左へ進入。谷との一対一を迎えた松尾は、右足でボールを右のサイドネットへと流し込み2試合連続のゴールを記録した。アウェイの横浜FCがリードを奪う。

 ビハインドを背負った湘南は78分、同点に追いつく。敵陣ペナルティエリア右からMF山田直輝がクロスを送ると、ペナルティエリア内でウェリントンが触れ、ゴール前にボールがこぼれる。これにいち早く反応したFW大橋祐紀がブローダーセンと一対一を迎え、右足で冷静にゴールネットを揺らした。試合は1−1と振り出しに戻る。

 そして、このまま引き分けかと思われた89分、湘南が逆転に成功する。右CKからアウトスイングのボールが上がると、FW町野修斗がヘディングシュート。これをブローダーセンの前で山田がバッグヘッドでコースを変え、ゴールネットを揺らした。スコアは2−1となる。

 J1残留へ勝ち点が欲しい横浜FCは、7分に定められた後半アディショナルタイムに猛攻。セットプレーではブローダーセンも攻撃参加し、勝ち点への執念を見せる。

 しかし、試合は結局2−1で終了し、湘南が7試合ぶりの勝利を手にした。また、9月に就任した山口智監督にとっては、嬉しい初勝利となった。一方の横浜FCは、4試合ぶりの黒星を喫している。

【スコア】
湘南ベルマーレ 2−1 横浜FC

【得点者】
0−1 63分 松尾佑介(横浜FC)
1−1 78分 大橋祐紀(湘南)
2−1 89分 山田直輝(湘南)

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