残留争いの”6ポイントゲーム“…徳島と大分の直接対決は決着つかず

2021年10月23日(土)16時1分 サッカーキング

残留を目指す徳島と大分の直接対決はドローに終わった [写真]=J.League

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 明治安田生命J1リーグ第33節が23日に行われ、徳島ヴォルティスが大分トリニータをホームに迎えた。なんとか残留圏に留まりたい徳島の勝ち点は29で16位。一方の大分トリニータは勝ち点2で18位につけている。この試合の結果次第では順位が変動する可能性もあり、両チームとも残留に向けて決して負けられない一戦となった。

 徳島は2分、岸本武流のクロスがDF下田北斗に当たると、コースが変わって得点のチャンス。しかしGK高木駿のセーブで大分はあわやオウンゴールのピンチを免れる。そのこぼれ球にはムシャガ・バケンガがヘディングで詰めるが枠を捕えることはできない。

 序盤のペースを握った大分は12分、伊佐耕平が右足を振りぬいた強烈なミドルシュートはGK上福元直人がファインセーブ。その後のコーナーキックからもチャンスが生まれるが、エンリケ・トレビザンのシュートは枠に飛ばなかった。

 徳島は28分、岸本のクロスから西谷和希がヘディングでゴールを狙うと、GKとFWの間でバウンドし、最後はGKが弾き出す。その直後のコーナーキックからは宮代にグラウンダーのボール送られると、そのままミドルシュートでゴールを狙う。しかしこれもGKがファインセーブで窮地を救う。

 徳島は36分、垣田裕暉が混戦したエリア内に強烈なミドルシュートを放つ。しかしGKにセーブされ得点は奪えず、スコアレスで前半を終えた。

 後半に入ってなかなか攻撃のチャンスを作れない大分は62分に3選手を交代。FW呉屋大翔など攻撃的選手も投入し、得点に向けて大きく動き出す。

 徳島は69分、バケンガが中盤でボールを持つとコースを狙った強烈なロングシュートを見舞う。これは枠を捕えたがGKのファインセーブに阻まれる。それでもその直後のコーナーキックから放たれたカカの強烈なヘディングシュートはGKがセーブ。そのこぼれ球に反応したのは垣田で、浮かないように抑えたシュートがゴール右に突き刺さり待望の先制点を挙げた。

 大分は80分、相手DFのクリアが長沢駿に収まるとゴール直前で強烈なシュート。それをDFがブロックすると、こぼれ球は町田也真人の足元に飛ぶ。最後は右足を振りぬいてゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 しかしそのままスコアは動かず試合は終了。大分は逆転のチャンスを物に出来ず悔しい痛み分けとなった。対する徳島は敗戦こそ免れたものの、他会場の結果次第では今節降格圏に沈む可能性もあり、気の抜けない残留争いが続くこととなる。

【スコア】
徳島ヴォルティス 1−1 大分トリニータ

【得点者】
1−0 70分 垣田裕暉(徳島ヴォルティス)
1−1 80分 町田也真人(大分トリニータ)

サッカーキング

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