甲府DF浦上仁騎、初のJ2全試合出場も満足せず…志高く「“浦上がいたら安心できる”というレベルまで行きたい」

2022年10月23日(日)20時48分 サッカーキング

[写真]=金田慎平

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 明治安田生命J2リーグ最終節、天皇杯王者としてホームに凱旋したヴァンフォーレ甲府は2対0でいわてグルージャ盛岡を下し、公式戦3連勝締め。甲府を率いる吉田達磨監督は「天皇杯でチャンピオンになったあとのリーグ戦2試合で成長した証を示すことができたと思います。この2試合で勝てたことは本当に意味がある」と胸を張った。

 完封勝利に貢献したDF浦上仁騎は、今節を含めリーグ戦全42試合出場を果たした。今季は開幕から最終ラインを支え続け、途中出場はわずか1試合。その1試合は前節のFC町田ゼルビア戦で、天皇杯決勝から中2日で大幅にターンオーバーをして臨んだ一戦だった。一昨季にAC長野パルセイロから加入し、大きな飛躍を遂げた1年となったが、本人の口から出てくる言葉は意外にも満足感ではなく反省の弁だった。

「最大のミッションであるJ1昇格を果たせませんでした。自分は多くの試合に出させてもらっていたので、自分の力のなさを感じましたし、まだまだやることが多いなと思っています。守備では最後のところで防ぐ。攻撃ではビルドアップやコーチング、いかにチームに安心感を与えられるか。もっともっとできたと思いますし、もっとやらないといけないなと思います」

 天皇杯では決勝のサンフレッチェ広島戦を含め、数々のJ1強力攻撃陣を相手に奮闘を続け、初優勝の立役者となった。「(J1のレベルは)もっと遠い存在かなと思っていた時期もありましたが、天皇杯でJ1勢を倒すことによって成功体験が自分の自信になりました」という。「ただ、一定のレベルではできましたけど、もっと完璧に相手を抑えられるように。『浦上がいたら安心できる』と思ってもらえるレベルまで行きたい」とさらなる成長を誓った。

 来季は最大の目標であるJ1昇格、そして連覇を目指す天皇杯、そして初めてアジアの舞台に立つことになる。「僕たちはチャレンジャー。天皇杯で勝って行ったように、“当たって砕けろ”で挑んで、その上で結果がどうなるか。チャレンジをし続けていきたい」と来季を見据えた。

サッカーキング

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