MotoGP第12戦:ポールスタートの中上貴晶、1周目にまさかの転倒。優勝を飾ったのはモルビデリ

10月25日(日)22時10分 AUTOSPORT web

 MotoGP第12戦テルエルGPの決勝レースがスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が2020年シーズン2勝目を挙げた。ポールポジションスタートだった中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は1周目で転倒を喫し、リタイアとなった。


 決勝レースは気温22度、路面温度29度のドライコンディションで始まった。ポールポジションスタートの中上は好スタートを切り、ホールショットを奪う。その後ろにフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)がつけていたが、中上が5コーナーでスリップダウン。グラベルに滑っていったマシンに駆け寄るが、レース復帰はかなわなかった。

中上はそのままリタイアとなった。


 そしてまた、2コーナーではブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)とジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が接触。確認できている限りでは、ミラーのマシン後方にビンダーのフロントタイヤが接触し、2台ともクラッシュしたようである。ふたりはここでリタイアしている。


 レース序盤、モルビデリがトップを走行してレースをけん引。2番手にリンス、3番手にヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)。4番手にはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がつけていたが、7周目にジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)に相次いで交わされる。


 12番グリッドからスタートしたミルは、レース序盤で4番手にまでポジションを上げていた。10周を終えるころには3番手のザルコの後方、約0.1秒に接近。表彰台圏内に迫る。ミルは11周目の4コーナーでザルコを難なくオーバーテイク。3番手に浮上した。ザルコは続いてA.マルケスに接近され、4番手争いを展開。A.マルケスが12周目の4コーナーから5コーナーでザルコを交わした。


 4番手に浮上したA.マルケスだったが、14周目の2コーナーでスリップダウン。A.マルケスもここでレースを終えることになり、ホンダ勢は中上とA.マルケスがともにリタイアという結果となった。


 トップのモルビデリは依然としてリンスと一定の差、約0.5秒以内の差を保って周回を重ねる。ラップタイムは0.2秒ほどずつモルビデリの方が速く、その差は終盤に向かうにつれ次第に開いていき、残り5周を迎えるころには1秒近くとなった。


 その後ろでは、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が5番手に浮上。さらに、6番手にポジションを落としていたビニャーレスがミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)に交わされ、7番手に後退した。


 5番手に浮上したP.エスパルガロは残り4周でザルコに接近。ザルコのペースは終盤に入ってかなり落ちており、約0.5秒ほどもあったP.エスパルガロとの差はあっという間に詰まった。P.エスパルガロは残り3周でザルコを交わして4番手に浮上する。5番手に後退したザルコはオリベイラにも接近されることになった。


 レースをリードし続けたモルビデリは序盤にトップに立ってから最終的に独走体勢を築いた。モルビデリはそのままトップでチェッカーを受けて、2020年シーズン2勝目を挙げた。2位はリンスで、前戦同様に好パフォーマンスを発揮。3位にはミルが入り、2戦連続の3位フィニッシュを果たした。


 4位はP.エスパルガロ。前戦アラゴンGPで苦戦を強いられたが今大会では巻き返した。5位はザルコとオリベイラによって最終ラップまで争われたが、ザルコがわずかにオリベイラに先行してフィニッシュラインを通過し、5位フィニッシュ。オリベイラは6位だった。


 ビニャーレスは7位、クアルタラロは8位、そしてアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)は13位フィニッシュ。この結果により、チャンピオンシップのランキングはミルがトップをキープし、2番手のクアルタラロに対し差を14ポイントに広げた。3番手はビニャーレス、そして4番手にはモルビデリが浮上した。5番手だった中上は7番手に後退することになった。

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