岩手、秋田豊監督がオーナー兼社長に就任「スタジアム建設のタイムリミットが近づく今…」

2022年10月25日(火)17時15分 サッカーキング

秋田豊監督が岩田のオーナー兼会長に就任 [写真]=金田慎平

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 いわてグルージャ盛岡は25日、秋田豊監督が株式会社いわてアスリートクラブの代表取締役オーナー兼代表取締役社長に就任したと発表した。

 株式会社いわてアスリートクラブが発行し、同社の親会社であるNOVAホールディングス株式会社が所有する株式(全体の51.4パーセント)のうち、その一部株式(全体の33.4パーセント)を、秋田豊(個人)に譲渡。公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)において、株式譲渡の承認がなされ、10月24日付で株式譲渡契約を締結した。また、同日に臨時株主総会および取締役会を開催し、秋田氏のオーナー、社長就任が決まった。

 現在52歳の秋田氏は、現役時代に鹿島アントラーズや名古屋グランパス、京都サンガF.C.で活躍。日本代表では通算45試合に出場した。引退後、京都でコーチと監督、東京ヴェルディでコーチ、FC町田ゼルビアで監督を歴任。2020年に岩手のトップチーム監督に就任した。2021シーズンの明治安田生命J3リーグを2位で終えてクラブ史上初のJ2リーグに導いたが、今季は22チーム中最下位で終わり、1年での降格が決定した。

 秋田氏のオーナー就任に際し退任するNOVAホールディングス株式会社の稲吉正樹代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「皆様にはグルージャ共々大変お世話になり有難うございます。私は3年前の今日、2019年10月25日から3年間オーナーを務めさせて頂きました。今回、J2降格が決定的となり皆様を失望させる結果となってしまいましたこと、県民の皆様には、私のオーナーとしての力不足をお詫びします。申し訳ありませんでした」

「今回の決定は、スタジアム建設のタイムリミットが近づく今、正に『県民一岩』の機運が必要だと判断したためです。グルージャが県外企業であるNOVAの連結会社ではなく、今やグルージャの顔であり、サッカー界のレジェンドである秋田新オーナーがクラブを牽引し、そしてNOVAが引き続きメインスポンサーとしてグルージャをサポートする。そのような布陣を組むことが、新スタジアムを実現し、グルージャを更に前進させると考え、決断しました」

「個人的にはオーナーとして楽しいことばかりで、関係者の皆様には心から感謝申し上げます。この3年で岩手・盛岡そしてグルージャは私にとりかけがえのないものとなりました。これからも大好きなグルージャを皆様と共に応援して参ります。引き続き『いわてグルージャ盛岡』を宜しくお願い致します。3年間有難うございました!」

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