元仙台・手倉森誠のJリーグ復帰なし?タイ1部監督解任後は五輪予選参戦か

2022年10月27日(木)11時45分 FOOTBALL TRIBE

手倉森誠 写真:Getty Images

 ベガルタ仙台やV・ファーレン長崎を率いた過去を持つ手倉森誠氏は今月24日、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドの監督を解任。Jリーグ復帰が噂されていたが、引き続きタイ国内で監督業を続ける可能性があるようだ。26日、タイメディア『SMMスポーツ』が報じている。


 手倉森誠氏は昨年にベガルタ仙台で指揮を執っていたが、J2降格が決まると昨季限りで監督を退任。クラブの強化、育成のサポートという役割でベガルタ仙台に留まることが一度正式決定していたが、今年1月27日になってBGパトゥム・ユナイテッドの指揮官に就任していた。


 そのBGパトゥム・ユナイテッドでは、2021/22シーズン後半戦で9勝3分と無敗。7連勝でシーズンを終えるなど、石井正忠監督率いるブリーラム・ユナイテッドとの優勝争いを繰り広げていた。またAFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージでは首位で通過。日本開催の決勝トーナメントでもベスト8まで駒を進めるなど、一定の成果を残していた。


 しかし今季は開幕戦でチョンブリーFCに敗れると、今月に入って2勝2敗と失速。負傷者の続出もあり10節終了時点で首位ブリーラム・ユナイテッドから7ポイント差の7位に沈むと、クラブ幹部は今月下旬に手倉森誠監督の解任に踏み切っていた。


 そんな手倉森誠氏の去就については、ツイッター上でJリーグ復帰の可能性があるとの噂が飛び交っていた。しかし『SMMスポーツ』の報道によると、タイサッカー協会(FAT)が同氏にU23タイ代表監督就任を要請しているとのこと。両者はすでに交渉を進めているほか、今後は年俸や代表チームの計画などについて議論を交わすという。


 また『SMMスポーツ』は、日本代表監督としての2016年のAFC U-23選手権優勝やリオデジャネイロ五輪出場、さらには日本代表コーチとしてのFIFAワールドカップ・ロシア大会参戦という手倉森誠氏の実績を紹介。U23タイ代表がパリ五輪出場権獲得を目指していることにも触れている。


 なおU23タイ代表は今年6月、ウズベキスタン開催のAFC U-23カップ(当初は2020年に中国で開催予定)で韓国、マレーシア、ベトナムと対戦。グループステージで1勝1分1敗と決勝トーナメント進出を逃していた。またパリ五輪アジア予選を兼ねているAFC U-23カップ本大会は来年1月10日から28日にかけて開催される。

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