広島、MF森崎和幸が今季限りで現役引退「最後まで共に戦ってください」

2018年10月27日(土)10時27分 サッカーキング

現役引退を表明した森崎和幸 [写真]=JL/Getty Images for DAZN

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 サンフレッチェ広島は27日、MF森崎和幸が今季限りで現役を引退することを発表した。11月24日にエディオンスタジアム広島で開催される2018明治安田生命J1リーグ第33節・名古屋グランパス戦の試合終了後に、同選手の現役引退セレモニーが行われる。

 現役を退くにあたり、森崎は広島のクラブ公式HPでコメントを発表。ファン・サポーターへの感謝を綴った。

「私、森崎和幸は2018シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。ユース時代を含めて22年という長い間、サンフレッチェ広島でプレーできたのは、いつも応援していただいている株主・スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆さん、クラブ関係者の皆さん、家族、そしてこれまで共にプレーしてきたチームメートのおかげだと思っています。本当にありがとうございました」

「振り返れば、僕はサンフレッチェ広島に入団させてもらった時から、このクラブ一筋でプレーすることしか考えていませんでした。引退するのも『サンフレッチェ広島』という強いこだわりがある中、まずその思いが実現できたことを幸せに思っています。また、約20年間のプロ生活でもさまざまな経験をさせてもらいました。歓喜に満ち溢れた3度のJ1優勝はもちろんのこと、悔しさを味わった2度のJ2降格、自分自身の体調不良による離脱など、喜びだけでなく、苦しい時期もたくさんありました。それでも何度も這い上がってこられたのは、やはりファン・サポーターの皆さんがどんな時も常にそばにいてくれたからです。いろんな想いを一緒に共有できたことは、僕のサッカー人生における大切な宝物になりました。長い間、支えてくださり感謝しています。まだまだ感謝の思いはありますが、それは別の機会で直接、皆さんに伝えたいと思います」

「そして最後に、僕は今年の優勝は諦めていません。最後まで共に戦ってください。僕も最後まで戦い続けます!」

 森崎は1981年5月9日生まれの現在37歳。広島の下部組織出身で、1999年に2種登録選手としてクラブ史上初めて高校生としてJリーグのピッチに立った。翌2000年に同クラブのトップチームに昇格。以降は広島一筋を貫き、J1リーグ通算427試合出場19得点、J2リーグ通算74試合出場3得点を記録している。今季はここまで公式戦の出場がなかった。なお、2016年限りで現役を引退した森崎浩司は、双子の弟にあたる。

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