阪神・オリックスの日本S展望 球界レジェンドOBから指摘される「キーマン」「意外な見どころ」とは

2023年10月28日(土)13時50分 ココカラネクスト

佐藤輝はシーズン終盤、調子を上げてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 いよいよ頂上決戦が始まる。プロ野球日本シリーズ(7試合制・4戦先勝)が10月28日に京セラドーム大阪で開幕。

 ともにリーグ戦では他チームに圧倒的な差をつけ、優勝を果たした阪神とオリックスがどのような戦いぶりを見せるのか、球界内からも様々な考察の声が上がっている。

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 元巨人エースの江川卓氏は27日に自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。オリックス対阪神の日本シリーズの戦況予想を行った。

 江川氏は昨年のオリックスに関して「ピッチャーで日本シリーズを獲った初めてのチーム」と表現し、豊富なピッチングスタッフがチームを支えたとした。

 一方、今季のオリックスの投手力に関しては「去年の投手力を10とすると、今年は9か8・5くらいな気がします」と若干、下がったという見方を示した。一方で打線に関しては「去年8くらいだったと思うんですけど、今年は9・5いってるかなというくらい」と話し、打撃力は昨年よりも上がっているとコメント。

 初戦はオリックスは球界を代表する右腕、山本由伸、阪神は最優秀防御率を獲得と躍進のシーズンとなった村上頌樹の投げ合いとなる。江川氏は初戦の内容について「1点ずつは失っても、2点取ったほうが勝ち」とロースコアになると予想。投手戦となる中で、いかに粘り強く点を奪えるかがポイントになるとした。

 さらに阪神の打のキーマンには佐藤輝明を指名。「後半の打撃を見ていていい感じだと思う。バットの出方が非常にいいのでポイントになるのではないか」とコメント。佐藤輝といえばシーズン終盤の9、10月は打率・356、9本塁打、29打点をマークと勝負強さも目立った。若き主砲がチームを上昇気流に導けるかも注目となりそうだ。

 さらに江川氏はオリックス打線の意外な注目点も挙げた。甲子園で行われる第3戦以降に関して「秋の風、阪神(甲子園)で風向きがどう変わるか」として、阪神の本拠地・甲子園球場特有の浜風について言及。「オリックス(の打者)は右打ちがうまい。右打者はほとんど右に打ってくる」として、秋の浜風対策をいかにオリックスが取ってくるかも勝敗を分けるポイントになってくるとした。動画内では両チームの力の差に関して「阪神55・オリックス45」とやや阪神が優勢という見方も示していた。

 岡田彰布監督、中嶋聡監督の采配対決なども注目となる中、いよいよ熱い関西シリーズがスタートする。阪神が38年ぶりの日本一を達成するのか、はたまたオリックスが2年連続の日本一となるのか。見どころ満載のシリーズとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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