磐田の自動降格が決定…G大阪が自動残留圏に浮上で来季のJ1を巡るドラマは最終節へ

2022年10月29日(土)17時7分 サッカーキング

磐田の自動降格が決定。G大阪が15位に浮上し、清水は17位に [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第33節が29日に行われた。

 2023シーズンのJ1リーグの座を掛けた残留争いもいよいよ大詰め。この第33節は、残留争いに関わる試合が6つ組まれる注目の節となった。

■G大阪 vs 磐田
 17位と18位の直接対決は、前半をスコアレスで折り返す。66分、G大阪は自陣からボールを繋ぐと、最後はFW食野亮太郎が左足で流し込み、先制に成功。重要な試合でG大阪が一歩前に出る。73分にも、パトリックのスーパーなボレーシュートでリードは2点に。このまま試合は終わり、G大阪が貴重な勝利を掴んだ。一方、磐田は1年でのJ2降格が決定している。

■清水 vs 鹿島
 清水エスパルスは12分にMFホナウドのミドルシュートでゴールを脅かすと、19分にもDF山原怜音がゴールに迫った。鹿島アントラーズも21分に松村優太、29分には鈴木優磨が得点機を迎えるも、こちらも活かせず。0−0で前半を折り返した。56分、CKの流れから鹿島が先制。相手DF陣がクリアしようとしたところをMF三竿健斗が足でブロックし、そのままゴールへと吸い込まれた。このまま試合は終了となり、清水は17位に転落した状態で最終節を迎える。

■福岡 vs 柏
 開始早々に15位のアビスパ福岡が先制。4分、自陣からカウンターを仕掛け、左サイドから志知孝明がクロスを供給。最後は山岸祐也のボレーが決まり、1−0でリードを奪った。なお、山岸は今季10得点目となった。44分にも、スローインの流れから湯澤聖人がクロス。ゴール前でフリーになっていたFWフアンマが突き刺し、2点リードに変わった。しかし、後半開始早々、柏レイソルも後半から入ったMF戸嶋祥郎のミドルシュートで1点を返した。しかし、同点までは持ち込ませず、2−1で逃げ切り、自動降格は無くなった。

■京都 vs C大阪
 関西勢同士の一戦となった京都サンガF.C.とセレッソ大阪の対戦。お互いにチャンスを迎えるも、それらを活かせず前半はスコアレスで折り返す。後半は京都が攻勢を強め、DF荻原拓也のシュートがポストに当たるなど、ゴールに迫る。終盤にはC大阪にも大きなチャンスが立て続けに訪れるが、GK上福元直人を中心とした守備陣が防ぎ続ける。終了間際のビッグチャンスも枠を外れてしまい、0−0で試合終了。京都は16位で最終節を迎え、自動残留には勝利が絶対条件になった。

■湘南 vs 鳥栖
 前半7分にFW町野修斗のヘディングで湘南ベルマーレが先制に成功。21分にも、前線からの激しいプレッシングから最後は再び町野が沈め、リードは2点に拡大。78分にも山本脩斗がCKを頭で合わせ、3点リードに。湘南は快勝で勝ち点「38」に伸ばし、自動降格の可能性は消滅した。最終節は引き分け以上で自動残留が決まる。

■広島 vs 札幌
 前半23分、裏のスペースに抜け出したFW興梠慎三が貴重な先制弾。引き分け以上で自動残留の決まる北海道コンサドーレ札幌がリードする。だが、37分に広島DF塩谷司のクロスをDFがクリアできず、オウンゴールで同点となった。しかし55分、MFルーカス・フェルナンデスのサイドチェンジから、MFガブリエル・シャビエルが折り返し、最後はMF宮澤裕樹が押し込んだ。札幌が勝ち越した。このまま勝ち切り、札幌は残留が決定している。

 次節は遂に最終節。自動降格、J1参入プレーオフ進出の可能性を残すチームの順位表並びに、最終節の全対戦カードは以下の通りとなっている。

■順位表
※札幌は10位に浮上。勝ち点「42」、得失点差「−11」
13 湘南(38/−9)
14 福岡(37/−9)
15 G大阪(36/−11)
──────プレーオフ出場──────
16 京都(35/−8)
──────J2自動降格圏──────
17 清水(33/−9)
18 磐田(29/−25)

■最終節の対戦カード
▼11月5日(土)14時一斉キックオフ
札幌 vs 清水
鹿島 vs G大阪
浦和 vs 福岡
柏 vs 湘南
FC東京 vs 川崎F
磐田 vs 京都
C大阪 vs 名古屋
神戸 vs 横浜FM
鳥栖 vs 広島

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