先発の久保建英は存在感放つも途中交代…ビジャレアル、18歳ピノ弾などで逆転勝利

2020年10月30日(金)4時49分 サッカーキング

久保建英は3試合連続先発で躍動も途中交代 [写真]=Anadolu Agency via Getty Images

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節が29日に行われ、MF久保建英が所属するビジャレアルはカラバフと対戦した。久保は公式戦3試合連続のスタメンで左サイドに入り、攻撃で存在感を発揮したが、得点に絡めないまま75分に途中交代となった。

 ビジャレアルは第1節で久保の1ゴール2アシストの活躍などもありトルコのスィヴァススポルに5−3で勝利。今節はアゼルバイジャン王者のカラバフを相手に2連勝を狙う。なお、アゼルバイジャンが隣国のアルメニアと紛争中のため、試合は中立地のトルコ・イスタンブールで開催された。

 試合は開始16分、ビジャレアルに最初のチャンス。久保の右CKからマヌエル・トリゲロスがクロスを送ると、ニアのカルロス・バッカが頭で合わせたが、シュートは左ポストに直撃。30分にはドリブルで持ち上がった久保がエリア前左でFKを獲得。トリゲロスがが右足で直接ゴール左上隅を狙ったが、これはGKの好セーブに阻まれた。

 後半に入ってビジャレアルは53分、バッカがエリア右へパスを送り、フリーのサムエル・チュクウェゼが左足シュート。ゴール前の久保がこぼれ球に反応したが、うまくミートできずにチャンスを逃した。60分には、右サイドにいた久保がサイドチェンジのパスを受けると、ドリブルでエリア右に切り込んで左足シュート。しかしこれはGKにセーブされた。

 その後も攻勢を続けるビジャレアルは、久保がチャンスを演出して存在感を放つ。62分、久保が左サイドから決定的なグラウンダーのクロスを入れると、チュクウェゼが左足ダイレクトで叩いたが、惜しくも枠の左外。69分には久保が右サイドから中央に切り込んでエリア右へラストパス。これを受けたハウメ・コスタがシュートを放ったが、これも枠を捉えなかった。

 攻撃が実らないビジャレアルは75分に3枚替えを敢行。久保、バッカ、コスタを下げてパコ・アルカセル、ジェレミ・ピノ、モイ・ゴメスを送り出す。すると、逆にカラバフは78分、エリア右へ抜けたオウス・クワベナが浮き球パスを右足ボレーで叩き込んで先制点を挙げた。

 それでもビジャレアルは80分、ピノがエリア左に切り込んで右足シュートをニアに突き刺して同点。18歳のピノのトップチーム初得点で追いついた。さらに84分、チュクウェゼがエリア左で粘って折り返すと、アルカセルが右足で流し込んで逆転に成功した。

 ビジャレアルは後半アディショナルタイム5分、相手のファールで得たPKをアルカセルが沈めてダメ押しゴール。試合はこのままタイムアップを迎え、ビジャレアルが逆転勝利で2連勝を飾った。カラバフは2連敗となった。

 次節は11月5日に行われ、ビジャレアルはホームでマッカビ・テル・アビブと、カラバフはアウェイでスィヴァススポルと対戦する。

【スコア】
カラバフ 1−3 ビジャレアル

【得点者】
1−0 78分 オウス・クワベナ(カラバフ)
1−1 80分 ジェレミ・ピノ(ビジャレアル)
1−2 84分 パコ・アルカセル(ビジャレアル)
1−3 90+5分 パコ・アルカセル(ビジャレアル)

サッカーキング

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