白熱の上位対決はドロー決着! ミランはジルーが“ドッピエッタ”も…ナポリが2点差追いつく

2023年10月30日(月)6時46分 サッカーキング

ナポリとミランの一戦は2-2のドロー決着 [写真]=Getty Images

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 セリエA第11節が29日に行われ、ナポリとミランが対戦した。

 今夏にリュディ・ガルシア新監督を迎えた昨シーズンのセリエA覇者ナポリはここまで5勝2分2敗とまずまずの序盤戦を過ごしている。対するミランは前節ユヴェントスに0−1で競り負け、リーグ戦での連勝が「4」でストップした。公式戦3連勝を目指すナポリと、公式戦3連敗は避けたいミラン。「4」ポイント差で迎えた3位と4位による上位の直接対決はどちらのチームに軍配が上がるだろうか。

 序盤はアウェイのミランが積極的な入りを見せる。2分には縦パスを引き出したユヌス・ムサが思い切ったミドルシュートを狙うと、ルーズボールがボックス中央へこぼれる。これを収めたオリヴィエ・ジルーが右足のボレーシュートを放つもDFのブロックに阻まれ枠には飛ばず。対するナポリは最前線のジャコモ・ラスパドーリが時間を作りつつ、左のフヴィチャ・クヴァラツリアなどの突破を起点にチャンスをうかがう。

 試合の均衡が破れたのは22分。敵陣右サイドでボールを受けたクリスティアン・プリシッチがカットインから左足で精度の高いクロスを供給。これにゴール前でフリーのジルーが合わせ、アウェイのミランが先制に成功した。ビハインドを負ったナポリは27分に決定機。左サイドを突破したクヴァラツリアが深い位置から中央へ折り返すと、グラウンダーのボールに最後はマッテオ・ポリターノが合わせたが、シュートは枠を捉えることができなかった。

 31分、ミランは右サイドの敵陣深くでムサが起点を作ると、最後はダヴィデ・カラブリアのクロスにジルーがヘディングで合わせてネットを揺らした。勢いに乗るミランは41分にも決定機。敵陣バイタルエリアで細かくパスを繋ぎ、ボックス内左のテオ・エルナンデスが中央へグラウンダーで折り返す。しかし、タイアニ・ラインデルスのシュートは惜しくも枠を外れる。その後もミランのペースで試合が進み、前半は0−2で終了した。

 流れを変えたいナポリは後半開始と同時に3枚替えを敢行。マティアス・オリベラ、レオ・エスティゴーア、ジョバンニ・シメオネを投入した。すると50分、浮き玉パスを受けてボックス内右へ侵入したポリターノがカットインから左足を一閃。強烈なシュートがゴール上部に突き刺さり、点差を1点に縮めた。58分にはポリターノのパスに抜け出したジョバンニ・ディ・ロレンツォが至近距離からシュートを放つも、GKマイク・メニャンのセーブに阻まれた。

 勢いに乗るナポリは63分、ボックス手前でFKを獲得すると、ラスパドーリが右足でゴール右隅に強烈なシュートを突き刺し試合を振り出しに戻す。追い付かれたミランは67分、ラファエル・レオンが味方とのワンツーでボックス手前へ侵入し右足を振り抜くも、低い弾道のシュートはGKアレックス・メレトの好セーブに阻まれた。

 その後は拮抗した展開が続く。89分にはナポリのDFナタンがこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場に。数的優位となったミランは90+1分に左からのクロスで決定機を作るも、カラブリアのシュートは枠を捉えきれず。ナポリも終了間際にクヴァラツヘリアにチャンスが訪れたが、シュートはGKメニャンのセーブに阻まれた。試合はこのまま2−2で終了し、両チームが勝ち点「1」ずつを分け合った。次節は11月4日に行われ、ナポリはアウェイでサレルニターナと、ミランはホームでウディネーゼと対戦する。

【スコア】
ナポリ 2−2 ミラン

【得点者】
0−1 22分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
0−2 31分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
1−2 50分 マッテオ・ポリターノ(ナポリ)
2−2 63分 ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)

サッカーキング

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