PEC東京、手ぶらで最新ポルシェを運転できるプログラムを開催。ドリフト走行レッスンも体験

2022年10月31日(月)9時50分 AUTOSPORT web

 スポーツカーの代名詞といえば、ポルシェ。一度はステアリングを握ってみたいと思うクルマ好きは少なくないだろう。そんな願いを叶えるのに格好の場所が、2021年10月に千葉県木更津市にオープンした『ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)』だ。


 ここは、ポルシェの最新モデルを試乗することが可能なブランド体験施設。約2.1kmの周回距離を持つハンドリングトラックやオフロードエリアなど多彩なコースが用意されており、パーソナルドライビングコーチによる1対1の指導のもと、自分のレベルや目的に合わせて90分間の“プライベートレッスン”を受けることができる。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)
ポルシェ・エクスペリエンス東京には911カレラ、718ケイマンT、911カレラ4などの最新スポーツカーやカイエンやマカンのSUV、EVのタイカンまでが揃っている。

マンツーマンでレッスンを受けられることが、PEC東京のドライビングプログラムの魅力のひとつ。


 普通自動車運転免許を持っていれば誰でも参加可能だが、PEC東京では“女性限定”のドライビングプログラムも開催されている。PEC東京のセールス/マーケティング/BDマネージャーの佐藤麻子さんによると「ポルシェは男性が乗るスポーツカーというイメージが強いのですが、ポルシェに興味がある、スポーツカーの運転がしてみたいという女性からの声も多く聞こえていました。“女性限定”にすることで、気軽に参加してもらえると思い、このプログラムを開催しています」とのこと。

PEC東京 セールス/マーケティング/BDマネージャー 佐藤麻子さん(写真右)。「ドライビングレッスンは、初めてポルシェに乗る方にも無理のないプログラムになっています。実際に試乗してもらうことで、ポルシェの魅力を存分に味わっていただきたいです」


 女性限定ドライビングプログラムは、運転しやすい服装と普通自動車運転免許種があれば、誰でも参加することができる。AT限定免許でも、もちろんOKだ。911カレラ/911カレラSや718ケイマンTなどのスポーツモデルや、カイエンやマカンといったSUVモデルまで、最新のポルシェのラインアップから自分の好きな車種を選択して、パーソナルドライビングコーチによる1対1の指導で90分間のドライビングレッスンを受けられる。

90分間のドライビングは、パーソナルコーチによる1対1の指導。自分のレベルに合わせてレッスンを受けることができる。


 具体的なメニューはというと、ハンドリングトラックで車両のコントロール方法を学んだ後、舗装された広大なオープンエリアでのスラローム、フルブレーキ、ローンチコントロールを経験。さらにスプリンクラーシステムによって散水された低摩擦コンクリートの円周コースで、アンダーステアドライビングやオーバーステア特性を活かしたドリフトなど、全部で6種類のドライバー育成モジュールにおいて、日常生活では味わうことができないポルシェの高性能を体験することができる。

全長約2.1kmのハンドリングトラックでは、車両のコントロール方法のレッスンを受ける。
ドリフトサークルは、スプリンクラーシステムによって散水された低摩擦コンクリートの円周コース。アンダーステアドライビングやオーバーステア特性を活かしたドリフト体験を実施。
キックプレートでは、埋没された油圧プレートを車両のリヤアスクルが通過する瞬間にセンサーがプレートをランダムに左右に動かし、強制的にスピン状態に。散水システムで滑りやすくなっている路面上で車両姿勢をコントロールするトレーニングを行う。
舗装された広大なオープンエリアでは、スラローム、フルブレーキ、ローンチコントロールなどを体験する。


 さらにはEVモデルのタイカンの同乗走行体験や、グループに分かれて“EVモデルのドライブプラン”をつくるチームビルディングなど、コンテンツは多岐に渡る。また、PEC東京内の施設『レストラン906』でのランチも含まれているのがうれしいところ。

女性限定ドライビングプログラムでは、EVのタイカンの同乗走行体験も含まれている。
PEC東京で2022年10月19日に開催された女性限定ドライビングプログラム。
PEC東京で2022年10月19日に開催された女性限定ドライビングプログラム。
PEC東京で2022年10月19日に開催された女性限定ドライビングプログラム。


 2022年10月19日には、4回目となる女性限定ドライビングプログラムが開催された。オートスポーツWEB編集部の青柳も取材のために参加。最近は助手席に乗る機会の方が多く、ましてや身長153cm、AT限定普通免許の私にとって、スポーツカーの運転は敷居が高いなぁとテンションは低めで、参加前は楽しみより不安の方が大きかった。


 実際に参加してみたところ、シートポジションからステアリング操作、アクセルやブレーキの操作など、運転に関することを基礎からトレーナーに教えていただくことで、運転の楽しさや奥深さをあらためて知る良い機会になった。ドリフト走行体験時に助手席のコーチから「アクセルをもっと踏み込んで! もっともっと!」と言われたが、まったく踏み込むことが出来ずに、ドリフトもどき体験になってしまったことが悔やまれる。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)


 心強かったのは、やはり“女性限定”という条件だ。ポルシェに乗ったことはなくても、乗り込むのにモタモタしてしまっても、コース上でスピードを出すことができなくて“遅い”と思われても、参加者が“女性だけ”ということで、焦ることなくプログラムを消化できた。


 女性限定ドライビングプログラムをサポートしているモータージャーナリストの藤島知子さんによると「女性はポルシェを運転してみたいと思っていても、自分のせいで周囲に迷惑をかけてしまうと心配される方が多いようです。ですが、 この“女性限定”のプログラムなら、そんな心配は不要です。レッスン後は、ランチビュッフェやデザートを楽しみながら、ポルシェの走りや雰囲気などについてのお喋りが盛り上がりますよ」とコメントする。

女性限定ドライビングプログラムをサポートしているモータージャーナリストの藤島知子さん。「レッスン後のみなさんの笑顔に出会えることがうれしいです」とのこと。
 


 大人の趣味として人気のゴルフや海釣り、乗馬にサーフィン。これらは、事前に道具を揃えて、仲間を募るなど、時間も手間もかかるもの。PEC東京でポルシェの運転をするのは、クルマもコーチも”込み込み”だ。服装も運転しやすい格好でOK。“手ぶら”で楽しめる大人の趣味にオススメだ。「趣味はなんですか?」と聞かれたとき、「ポルシェの運転です」と答えられたらカッコいい。私もドリフト走行を華麗に決めるため、もう一度、二度、レッスンを受けてみたいと意欲を燃やしている。


 “女性限定”プログラムの次回開催日は未定だが、「来年に向けて5回目、6回目と今後も開催を続けていきたい」(PEC東京)とのこと。


 また、PEC東京では通常のドライビングプログラムのほか、911ターボ対911GT3、911GT3対718ケイマンGT4などの乗り比べプログラムも開催している。最新ポルシェの性能を存分に満喫したい方は、是非一度、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)を訪れてみてほしい。


■ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京


住所:千葉県木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
TEL:0120-718-911
受付時間:9時〜18時(定休日:日曜日、月曜日)
敷地面積:43ha
事業区域:13ha
トラック:全長2.1km
ウェブサイトURL:https://www.porsche.co.jp/pec/


ドライビングプログラム予約URL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/login
*プログラム予約には会員登録が必要です。

PEC東京で2022年10月19日に開催された女性限定ドライビングプログラム。
PEC東京で2022年10月19日に開催された女性限定ドライビングプログラム。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)

AUTOSPORT web

「ポルシェ」をもっと詳しく

「ポルシェ」のニュース

「ポルシェ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ