WEC:ELMS王者のドラゴンスピードが2018/19年、LMP1へステップアップ

2017年11月1日(水)11時14分 AUTOSPORT web

 2016年よりELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦しているドラゴンスピードは10月31日、2018〜19年にかけて行われるWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”にLMP1プライベーターチームとして参戦すると発表した。


 チーム代表のエルトン・ジュリアンによってアメリカで設立され、欧州を転戦するELMSを主戦場とする現在もアメリカンチームとして、母国で行われているIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのデイトナ24時間やセブリング12時間などにスポット参戦しているドラゴンスピード。


 2017年シーズンは自チーム名義の22号車オレカ07・ギブソンと、G-ドライブ・レーシングのバナーの元で22号車オレカ07・ギブソンの運用する2台体制を敷き、22号車オレカのELMSチームタイトル獲得、レオ・ルーセル/メモ・ロハス組のドライバーズチャンピオンに導いている。


 そんなドラゴンスピードは、ポルシェが今シーズン限りで撤退するWECのLMP1クラスにステップアップすることを表明。2018/19シーズンのドライバーには今季、ニコラス・ラピエールとともに21号車オレカをドライブしたヘンリック・ヘドマン、ベン・ハンレーの2名が決定した。

ドラゴンスピードのヘンリック・ヘドマン(左)、ベン・ハンレー(中央)、ニコラス・ラピエール(右)


 チームは現在、3人目のドライバーの決定ならびに使用するシャシー、エンジンの評価を行っているといい、メカクローム製エンジンを搭載するジネッタLMP1、あるいはBRエンジニアリングがダラーラとともに開発している新型LMP1が有力候補であると考えられている。


 LMP1へのステップアップについて「次なる挑戦にチーム全体がぞくぞくしているよ」と語るのはチームの創設者のジュリアン。


「GT3、LMP2でスポーツカー・タイトルを獲得してきた優秀なクルーたちにとって、LMP1への挑戦はごく自然な流れだ。我々はチームの進歩と成功をもたらすプログラムをもたらすパートナーを慎重に検討している」


「私たちが必要するパッケージとアプローチは競合するプライベーターとは皆同じでであり、新たな挑戦が待ちきれないよ」


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