高橋裕紀が初代チャンピオンに。優勝は独走体勢を築いた名越/全日本ロード最終戦鈴鹿 ST1000 決勝

2020年11月1日(日)15時25分 AUTOSPORT web

 11月1日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されている全日本ロードレース第5戦鈴鹿のST1000クラスは名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO)が優勝、高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)がタイトルを獲得した。


 好スタートを切ったのは津田拓也(WestPower・S-SPORTS・SUZUKI)。すぐに高橋が交わして首位奪取。津田、高橋のふたりをパスしてオープニングラップを制したのは名越。逃げようとする名越を追いかけ始めたのは高橋。

2020年全日本ロード最終戦鈴鹿 ST1000:高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)


 しかし、その高橋にジャンプスタートペナルティが出される。高橋はすぐにピットロードへ向かいペナルティを消化して最後尾に。これで名越はトップ独走の様相。


 替わって2番手に浮上したのは作本輝介(Keihin Honda Dream SI Racing)。津田、スポット参戦の伊藤勇樹(伊藤レーシングEDPASヤマハ)、同じくスポット参戦の岩戸亮介(PTT Vamos Racing with A-TECH)を加えた4台でセカンド集団を形成する。


 6周終了時点で4秒半の大差をつけた名越。一方、2位争いは周回ごとに激しさを増し、7周目には津田がグループトップ、作本は集団最後尾へと激しく入れ替わる。


 ラスト2周。グループトップに出た伊藤は、津田と作本の表彰台争いが激化したのを尻目に集団から抜け出しかける。津田と作本の表彰台争いに岩戸も参戦。


 名越は最後まで力強い走りを見せて独走優勝。伊藤は2位でチェッカー。表彰台争いは作本に軍配が挙がった。

2020年全日本ロード最終戦鈴鹿 ST1000クラス初代王者に輝いた高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)


 また、高橋はライドスルーペナルティを消化後、猛追して16位でゴール。辛くもST1000クラス初代チャンピオンとなった。

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