「死ぬまで僕につきまとう」と本人猛省も止まぬ批判 大逆転負けキッカケになったジャッジの落球をヤ軍OBは酷評「説明しかねる」

2024年11月1日(金)11時0分 ココカラネクスト

まさかのエラーを犯したジャッジ。そのワンプレーに批判は集中している。(C)Getty Images

 悲しき終戦を迎えた怪物スラッガーに批判の声は集中した。

 現地時間10月30日、ワールドシリーズ第5戦が行なわれ、通算1勝3敗と後がなかったヤンキースはドジャースに6-7と敗戦。序盤3回で5点を先行しながら中盤に逆転される悪夢のような展開で15年ぶり28度目の世界一を逃した。

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 文字通りの激戦にあって、いわば“戦犯”のような扱いを受けているのが、アーロン・ジャッジだ。今シリーズで大不振が続いて批判の的となっていたキャプテンは、この試合の初回に復調の兆しを見せる第1号2ランをマーク。序盤の猛攻の口火を切り、ヤンキース・ファンたちを熱狂させた。

 おそらく地元ファンやメディアは「ジャッジはやっぱりやってくれる」と思っていたに違いない。それだけにミスに対する反動は計り知れない。5回表、中堅手のジャッジは平凡なライナーをまさかの落球。無死一、二塁とチャンスを広げられると、ヤンキースはここからさらにふたつのエラーを重ね、結局1イニングで5失点……。何でもないボールを落としてしまったキャプテンのミスが大逆転負けの“キッカケ”になったとも言える。

 試合後にジャッジは落ち込んだ表情で「ドジャースのような相手に余計なミスをしてはいけない。自分がミスをして、さらにふたつのミスが起こった。あれがなければまるで違うストーリーが描けていたはずだ。僕たちは代償を払うことになった」と猛省。そして、自身の複雑な胸中を打ち明けた。

「ワールドシリーズの敗北は死ぬまで僕につきまとう。たぶんね。ほかの敗戦と同じように、そういうものは消えないんだ。キャリアを終えるときにたくさんの傷を負っていると思うけど、その過程でたくさんの勝利も挙げていることを願うよ」

 ただ、ここまで猛省している人間にも容赦ないのがニューヨークのメディアだ。地元放送局『YES Network』の解説を務める元ヤンキースのポール・オニールは「普通、あれだけ良いスタートを切った時にはあんなことは起こらない」と断言。「本塁打が出て、リードがあって、全員が良いプレーをしていた。みんなが第6戦について考えていたのに、だ」と強調した。

「チームは突然、崩壊した。ジャッジの落球は理解できないし、説明しかねるね」

 厳しい逆風に晒されながら24年シーズンを終える形となったジャッジ。ここから彼はいかに再起を果たすのか。33歳となる来シーズンに関心は集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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