イタリアが力を取り戻しつつある!? CL出場チームの奮闘が頼もしい

2018年11月1日(木)18時1分 サッカーキング

次節は11月6日、7日(現地時間)に開催される [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグのグループステージ第3節が行われ、イタリアのほとんどのチームがポジティブな結果を出した。インテル、ナポリ、ローマ、ユヴェントスの4チームはそれぞれのグループで2位以内につけており、予選通過に向けて順調だ。

 まず堂々とした戦いぶりで3戦全勝を収め、グループHの首位に立っているのがユーヴェだ。23日にオールド・トラッフォードで行われたマンチェスター・U戦は、クリスティアーノ・ロナウドの古巣でもあり、注目を集めた。試合はパウロ・ディバラが決勝ゴールを決めて勝ち点3をもぎとり、CLに出場しているイタリアのクラブで唯一、決勝トーナメントの常連らしい力強さを見せている。

 ナポリはリヴァプール、パリ・サンジェルマンと同じ、難しいグループCに入った。カルロ・アンチェロッティ監督が率いた経験のあるPSGとのアウェー対決では、2−2とドロー劇を演じて貴重な勝ち点1をものにした。このグループCは首位リヴァプールが勝ち点6、2位のナポリが勝ち点5、3位のPSGが勝ち点4と混戦状態だ。経験豊富なアンチェロッティがこの混戦をどう制するか。ナポリにとってベスト16の壁が厚いのは間違いないが、決勝トーナメント進出への期待は高まっている。

 そしてグループGのローマは、現時点で得点ランキング首位のエディン・ジェコが頼もしい。また3試合で2ゴールを挙げているジェンギズ・ウンデルも攻撃面を支えている。グループBのインテルは、アウェーでバルセロナに0−2と敗れたものの、全勝のバルサに次ぐ2位で勝ち点6。このまま2位以内でベスト16進出と行きたいものだ。

 ここまでの勝ち点を国別で見てみると、セリエAが合計26でトップ(ユーヴェ:9/インテル:6/ローマ:6/ナポリ:5)となっている。続くリーガは23(バルセロナ:9/アトレティコ:6/レアル:6/バレンシア:2)、ブンデスリーガも同じく23(ドルトムント:9/バイエルン:7/シャルケ:5/ホッフェンヘイム:2)となっている。

 C・ロナウドのユーヴェ入団が、セリエA全体のモチベーションアップになったことは間違いない。ただそれだけではないのではないか。確かに外国人選手が多いセリエAではあるが、ロシア・ワールドカップ出場を逃すという屈辱をバネにして、イタリア・サッカー界全体のモチベーションが上がってきているように感じる。

文=赤星敬子

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