シンプルかつライトウエイト、純粋主義を貫く『ポルシェ911カレラT』が登場

2017年11月2日(木)15時30分 AUTOSPORT web

 軽量、クロスレシオ、パフォーマンス向上のための機械式ディファレンシャルロックを装備した後輪駆動、そのパッケージがもたらす強烈なドライビングプレジャーという、かつてのモデルが備えた純粋なスポーツカーファン向けのコンセプトを再現した『ポルシェ911 カレラT』が登場。日本市場には7速PDKモデルが導入されることとなった。


 1968年にデビューした『911 T』にならい、その美点を再現すべく復活した『ポルシェ911 カレラT』は、エクステリアを含め『911 カレラ』を基本とし、エンジンは370PSを発生する3リッター6気筒フラットシックス・ツインターボを搭載。

エンジンは370PSを発生する3リッター6気筒フラットシックス・ツインターボを搭載
日本市場には7速PDKモデルのみ。”ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)のレスオプションも用意される


 最大トルクは1750rpm〜5000rpmの間で450Nmを発生し、パワーウエイトレシオは3.85kg/PSに向上。パフォーマンスの強化およびさらに俊敏なドライビングダイナミクスを実現している。このエンジンに組み合わされる7速のポルシェ・ドッペルクプリング(PDK)は、0-100km/h加速が4.2秒、0-200km/h加速が14.5秒の動力性能を引き出す。


 ツーリングを意味する“T”を冠した『ポルシェ911カレラT』には、車高を20mm低くした標準装備のPASMスポーツシャシー、重量最適化されたスポーツクロノパッケージ、Sport-Texシートセンターなど、911カレラにはないいくつもの装備が与えられ、911カレラでは選択できないリヤアクスルステアリングもオプションで装備可能となっている。


 あらゆる面で最適なスポーツ性と軽量構造を実現するため、リやウインドウとリヤサイドウインドウは軽量ガラス製とし、ドアトリムにはドアオープナーストラップを採用。吸音材を大幅に削減し、リヤシートはオプション装備とするなど徹底した軽量化対策が採られている。

運転席にはシートセンターをSport-Texファブリックとしたブラックの4-way電動スポーツシートを採用


 さらに最新インフォテインメントの”ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)”のレスオプションも用意され、結果的に同モデルの空車車重は1425kgとなり、同等装備の911カレラより20kgの軽量化を果たしている。


 その他、エクステリアでの識別点としてフロントスポイラーリップが装備され、スポーツデザインのドアミラーはアゲートグレーメタリック塗装に。サイドビューからはチタングレー塗装の20インチ”カレラ Sホイール”に加え、リヤではリッドグリルのスラット、Porscheのロゴ、アゲートグレーの“911 Carrera T”のモデル名、およびセンター出しのテールパイプがブラック塗装された標準装備のスポーツエグゾーストシステムなどが特徴となっている。

リッドグリルのスラット、Porscheのロゴ、“911 Carrera T”のモデル名などがアゲートグレーに


 またインテリアでは、運転席にはシートセンターをSport-Texファブリックとしたブラックの4-way電動スポーツシートが採用され、ヘッドレストには“911”ロゴがブラックで刺繍される他、カレラTモデルでは初めてオプションでフルバケットシートを選択することも可能だ。


 ステアリングホイールは、レザーリムのGTスポーツステアリングホイールとなり、ダッシュボードとドアのデコラティブトリム、およびドアオープナーストラップはブラック仕上げに。さらに個性を追加したい場合は、新たに追加された”Tインテリアパッケージ”で、レーシングイエロー、ガーズレッドまたはGTシルバーのコントラストカラーを選択することも可能となっている。


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ポルシェ ホームページ:http://www.porsche.com/japan/

Tインテリアパッケージで、レーシングイエロー、ガーズレッドまたはGTシルバーのコントラストカラーを選択することも可能
サイドシルにも”Carrera T”のロゴ入りプレートが装備される


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