闘将ペンスキー、NTTインディカー・シリーズとインディアナポリス・モータースピードウェイを買収

11月5日(火)21時50分 AUTOSPORT web

 アメリカの輸送会社で自動車販売やモータースポーツ活動も展開するペンスキー・コーポレーションと、その子会社のペンスキー・エンターテインメント・コープ(Penske Entertainment Corp)は11月4日、NTTインディカー・シリーズやインディアナポリス・モータースピードウェイを所有するフルマン&カンパニーを買収することで合意に至ったと発表した。これによりインディカー・シリーズやインディアナポリスなどはペンスキー傘下へ入る。


 チーム・ペンスキーとしてシリーズに長年参戦しているペンスキー。2019年はジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーと3人のチャンピオンドライバーを擁し、シリーズの天王山で世界三大レースのひとつ、インディアナポリス500マイルレースでパジェノーが優勝したほか、ニューガーデンとパジェノーが最終戦までチャンピオンを争い、ニューガーデンが2度目のシリーズチャンピオンに輝く盤石のシーズンを過ごしている。


 そんなシリーズを代表するチームであるペンスキーがインディカー・シリーズ自体、そしてアメリカを象徴するトラックとも言えるインディアナポリス・モータースピードウェイを傘下に収めることとなった。


 具体的な合意額などは発表されていないが、インディカー・シリーズやインディアナポリス・モータースピードウェイの価値を踏まえれば、今世紀最大の買収劇と言っても過言ではなさそうだ。


 今回の買収合意について、現地4日(月)に発表されたステートメントのなかでフルマン&カンパニーのチェアマン、トニー・ジョージは次のように述べている。


「我々は先日、ロジャー・ペンスキーとペンスキー・コーポレーションから、今回の買収に関する話をもらい、そこから合意に至るべく話しあいを続けてきた」


「1909年のオープン以来、インディアナポリス・モータースピードウェイは、モータースポーツの中心かつ聖域のひとつであり続けている。またフルマン・ジョージ一族としても、70年以上に渡り、そんなトラックを運営する大役を務めてきたことを誇りに思っている」


「そして、今回この役目をロジャー・ペンスキーとペンスキー・コーポレーションへ引き継ぐことにした。これにより彼らはインディアナポリス・モータースピードウェイの4番目のオーナーとなる」


「ロジャーや彼が率いるグループ以上に、この大役にふさわしいものは存在しない。今後、彼らがインディカー・シリーズ、そしてインディアナポリス・モータースピードウェイを新たな未来へ導いてくれるだろう」

インディアナポリス・モータースピードウェイで握手を交わすロジャー・ペンスキーとトニー・ジョージ
インディアナポリス・モータースピードウェイで握手を交わすロジャー・ペンスキーとトニー・ジョージ


 自身も元レーシングドライバーであり、現在もチームオーナーとしてモータースポーツに参画しているロジャー・ペンスキーは「私のモータースポーツへの情熱は、このインディアナポリス・モータースピードウェイで生まれた。1951年に、父と一緒にインディ500を現地で観戦したときにね」とのコメントを発表した。


「これまで、このトラックとインディカー・シリーズが作り続けてきた数々の歴史や伝統を心から尊敬し感謝している。だから、そんな素晴らしいものを新時代へ導く役目をペンスキー・コーポレーションに託してくれたフルマン&カンパニーには感謝申し上げたい」


 フルマン&カンパニーのマーク・マイルズCEOは「彼らが収めてきたレースでの成功やビジネスでの成功、オペレーション能力やイベント運営の経験、なによりモータースポーツへの情熱があれば、ロジャー・ペンスキーとペンスキー・コーポレーションが、インディカー・シリーズとインディアナポリス・モータースピードウェイをはじめとする資産を、新たな高みへ引き上げてくれることは間違いない」と語っている。


「シリーズとモータースピードウェイがさらに成長できるよう、彼らと一丸となって仕事をすることを楽しみにしている」


 今回の買収については、ボビー・レイホールやチップ・ガナッシなど、シリーズに参戦するチームオーナーも歓迎のコメントを発表している。


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