ブランド初のプラグイン『ジープ・レネゲード』に高い環境性能を備える“4xe”を追加
2020年11月5日(木)12時55分 AUTOSPORT web
日本市場に導入されるジープ・ブランドのモデルとして初となるプラグインハイブリッド『Jeep Renegade 4xe(ジープ・レネゲード・フォー・バイ・イー)』が登場。Limited(リミテッド)、Trailhawk(トレイルホーク)の2グレードに設定され、11月28日より販売が開始される。
ブランドの末弟として人気を博すコンパクト・オフローダーのレネゲードに、プラグインハイブリッドシステムを搭載した『4xe』が設定され、ジープ史上最高の燃費効率を達成しながら、ジープの名にふさわしい悪路走破性もいっそう高めたモデルとして登場する。
すでに定評ある最新世代の1.3リッター直列4気筒ガソリンエンジンに、電気モーター2基、6速オートマチックトランスミッション、容量11.4kWhのリチウムイオンバッテリーからなるシステムを組み合わせ、家庭用200V充電器や公共の充電設備などの外部電源からリチウムイオンバッテリーに充電。モーターのみで最長48kmの走行が可能となっている。
もちろん、エンジンとモーターを併用するハイブリッド車として機能するため、長距離移動でも“電欠”に怯えることなく快適なドライブが楽しめる。
基本は従来のモデル同様にガソリンエンジンで前輪を駆動し、リヤには独立したモーター(定格出力60PS、最大トルク250Nm)を備え、状況に応じて後輪を駆動。高い精度でトルク供給が可能な電動パワートレインの特性を活かし、あらゆる路面での4×4性能がいちだんと高められ、本格的にオフロード走行をする場合は、パワーループを採用した電気モーター2基によりeAWDトラクションが確保され、困難な場所にも自信をもって挑むことが可能となった。
フロントにも備わるモーターは、減速時およびアクセルオフ時には路面からの運動エネルギーを回収し、電気に変換してバッテリーに蓄える回生ブレーキとして機能。アクセルオフでの減速の強さは2段階で調整が可能となる。
システムの作動状況は3つのモードを選択でき、HYBRID(ハイブリッド)モードでは走行状況に応じて自動的にエンジンとモーターをもっとも効率の良い状態に制御。ELECTRIC(エレクトリック)モードではモーターを最大限に活用し、最長48km、最高速度130km/hでのV走行が可能に。そしてE-SAVE(イーセーブ)モードは、バッテリーの消費を抑えるためにエンジンを活用して走行する。
導入されるLimitedとTrailhawkの2グレードは、パワートレインの基本構成は同一ながら、エンジンのチューニングによりシステム全体の最高出力が『リミテッド 4xe』で191PS、『トレイルホーク 4xe』で239PSに。WLTCモードの燃費性能もそれぞれ17.3km/L、16.0km/Lと異なっている。
エクステリアではフロントのJeepバッジ、サイドのRenegadeバッジ、およびリヤのJeep/4xeバッジにブルーのアクセントがあしらわれ、ボディカラーはアルパインホワイトC/C、コロラドレッドC/C、ブラックC/C、スレートブルーP/Cの4色を設定。価格は『リミテッド 4xe』が498万円(税込)、『トレイルホーク 4xe』が503万円(税込)となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/4xe-hybrid/renegade-4xe.html